日本海の冬の味覚といえば、やっぱりカニ! なかでも富山湾で獲れる「ベニズワイガニ」は、比較的リーズナブルで贅沢な味わいを楽しめることから、地元でも大人気です。
県内にはカニを楽しめるお店がたくさんありますが、注目したいのが「朝市」。カニ籠漁発祥の地とされる魚津市では、半身のカニが入った「カニ汁」に「甲羅焼き」「かに飯」などを手頃な価格で堪能できます。県外からも多くのカニ好きが訪れる、注目のスポットを詳しく紹介します。
【魚津の朝市】概要
【魚津の朝市】
開催日 毎月第4日曜
時 間 6:30~9:30※売り切れ次第終了
場 所 海の駅蜃気楼・イベントホール
(富山県魚津市村木定坊割2500-2)
アクセス あいの風とやま鉄道魚津駅より車で5分
北陸自動車道魚津ICより車で15分
駐車場 300台
問合せ 0765-22-1200(魚津の朝市実行委員会)
“富山湾の女王”ベニズワイガニとは?
日本海の冬の味覚と言えば、やっぱりカニ!
夢中になって食べるあまり会話も途切れてしまうため、とびきりのごちそうでありながらかえって宴席には向かないとも言われます。
そんなカニは種類も豊富で、日本で4大カニと言われるのは、タラバガニ、毛ガニ、花咲ガニ、そして、ズワイガニ。身の大きさや味わい、濃厚なミソなど、それぞれに特徴があります。
日本海の北から南まで広い範囲で水揚げされるズワイガニは、各地で11月初旬から漁が解禁され、港によって「越前ガニ」「松葉ガニ」「加能ガニ」、メスは「セイコガニ」「香箱ガニ」などの名前でブランド化されています。
安くてウマい! 深い富山湾ならではのベニズワイガニ
そんなズワイガニに負けず劣らずおいしく、よりリーズナブルに味わえるのが、ベニズワイガニ。
姿はズワイガニに似ていますが、全体的に紅色をしているのが特徴です。
ズワイガニが水深200~500mの海域に生息するのに対し、ベニズワイガニが生息するのは水深およそ500~2700mの深海です。
というわけで、駿河湾・相模湾と並ぶ日本3大深湾の富山湾では、ベニズワイガニ漁が盛ん。
漁場が近く鮮度が高い富山湾のベニズワイガニは、甘み成分の「グリシン」と旨み成分の「グルタミン酸」がズワイガニよりも高いとされ、身離れがよくて食べやすいことから、“富山湾の女王”と呼ばれ、秋から冬にかけて人気の味覚です。
カニ籠漁発祥の地!
富山県内のベニズワイガニ水揚げ量1位を誇る魚津
ぐるりと富山湾を囲む富山の沿岸には氷見や新湊、滑川など多くの漁港がありますが、魚津市も古くから水産業が盛んな地域のひとつ。
中でも、現在、世界中で一般的に行われているカニの籠漁は、魚津で漁業を営んでいた浜田さんが竹製のカニ籠を作ったのが始まりとされていて、魚津が発祥の地と言われます。底引き網よりも水産資源にやさしい漁法であることから、世界中に広まりました。
そんな歴史もあり、ベニズワイガニの水揚げ量では県内1位を誇る魚津漁港。
港のそばには「海の駅蜃気楼」があって、新鮮な旬の魚介を味わうことができるのですが…ベニズワイガニ漁のシーズンとなる秋冬にはコスパ最強のカニグルメが登場します。
魚津の朝市の目玉グルメ「朝市定食」
カニグルメが味わえるのは、「海の駅蜃気楼」のイベントホールで毎月第4日曜に開かれる「魚津の朝市」。その時期に旬を迎えるとれたての鮮魚や塩干物、そして、地場産の野菜などを販売しています。
買い物だけでなく、新鮮な海の幸をその場で味わうこともできます。目玉はなんといっても「朝市定食」。
メインは旬の魚を炭火でじっくり焼いた「焼き魚」。皿にのるのは、富山湾で水揚げされた新鮮なアジやサバのほかに、脂ののったサンマなど。どんな魚になるかは季節や漁のとれ高次第で変わります。
通常は、富山産のごはんと焼き魚に加えて、魚介のうまみがたっぷり溶け出した大漁鍋がつきます。
そして、ベニズワイガニ漁が始まるとーー
鍋がかに汁に変わるんです!
大漁鍋がかに汁に! 半身がお椀からはみ出す豪快さ
ベニズワイガニが半分入ったカニ汁は、足がお椀から大きくはみ出していて存在感抜群。見ているだけで食欲が刺激されます。
2026年は9月27日から!
2026年は9月27日の朝市からカニ汁の提供が始まります。
焼き魚は、魚津から出港した漁船が漁獲したサンマの炭火焼き。そこに半身のベニズワイガニが入ったカニ汁、そして炊きたての富山米がついて1200円です。(天候や漁獲高など、漁の都合により提供内容が変わる場合があります)。
ごはんを魚津のご当地グルメ「バイ飯」(バイ貝の炊き込みごはん)にした1350円のバイ飯定食もありますが、もっともっとカニを堪能したいという方には「かに三昧セット」がオススメです。
かに飯、甲羅焼き、かに汁、焼きがにも…「かに三昧セット」
こちらも椀から大きくカニの足がはみ出したかに汁に、カニの甲羅焼き、そして、かに飯と、3拍子揃ったカニ定食です。
半身が入ったかに汁は、出汁だけでなく、しっかりつまった身を味わえるのが醍醐味。1本1本、身を取り出しながら、じっくりそのおいしさをかみしめられます。
メインの甲羅焼きは、炭火でグツグツと焼き上げます。
カニの味噌にほぐした身を絡めて食べれば、旨みが凝縮されて濃厚な味わいを楽しめます。
さらには、カニのエキスがごはん一粒ひと粒に染みこんだかに飯。
身をほぐして、一緒に炊き込んで…などと手間がかかるため、家ではなかなか食べることができませんが、ここでは、甲羅焼き・かに汁もついて1600円で味わうことができます。またプラス400円で炭火で焼いた焼きガニ(半身)がセットになった「かに尽くし(数量限定)」も楽しめますよ。
カニの漁獲量次第となりますが、2026年は9月27日から提供予定です。カニ好きは必見!おでかけの際はお早めにどうぞ。
朝市ではベニズワイガニをお得に買うこともできる!
新鮮な魚介類を購入できるのも、朝市ならでは。漁が解禁になる9月からベニズワイガニをリーズナブルな値段で購入することができるため…
カニがバタバタと売れていくんです!
まとめ買いする人も多く、あっという間に売れ切れてしまうこともしばしば。こちらも天候や水揚げ量によって量や価格に変動がありますので、ご注意を。
記事編集:nan-nan編集部
参考:KNBテレビ「ワンエフ」
2023年11月24日放送
魚津の朝市(魚津市観光協会)
https://uozu-kanko.jp/event_news/uozu_asaichi/



