夏から秋にかけての味覚・ぶどうのシーズンが到来し、富山県内でも続々とぶどう園が開園しています。
そんななか今回は、立山連峰の絶景を望む富山市八尾町の「つるぎ農園」を紹介します。園内では約30品種のぶどうを栽培していて、摘み取り体験も楽しめます。2026年は8月11日にプレオープン。甘いぶどうをさらにおいしく食べる3つのポイントも教えてもらいました。
立山連峰を一望する絶景農園! 富山市八尾町「つるぎ農園」
富山市八尾町を流れる井田川の流れに沿うように広がる「つるぎ農園」。まわりには田園風景が広がり、雄大な立山連峰が一望できる自然豊かなロケーションです。
作業時間は他作物の2〜3倍? 脱サラ園主が語る「ぶどう栽培」の魅力
園主の劔村裕規さんがブドウの若木を植樹し、「つるぎ農園」を始めたのは2018年のこと。
サラリーマンだった劔村さんが、ぶどう栽培に興味をもったきっかけは…
「もともと第一次産業に興味があったんですが、ぶどう栽培の作業時間が、ほかの作物の2~3倍かかかること知って、興味を持ちました」(劔村さん)
栽培に手間暇かかるぶどうをあえてチョイスした理由はを尋ねると、「コツコツと作業することが得意だったのと、品種も多く、個性豊かで作りがいがあるなと思いました」とほがらかに教えてくれました。
30品種の個性を最大限に引き出すぶどう作り
「もっと酸味の強いぶどうが食べたい」など、訪れるお客さんの声にも耳を傾けながら、現在は約30品種のぶどうを栽培しています。
「肥料に頼らない栽培に取り組んでいて、ぶどう本来の力で、品種それぞれの特徴と味わいを最大限に引き出すよう心掛けています」(劔村さん)
訪れた8月上旬は、サマーブラックとサニールージュが食べごろを迎えていました。どちらも糖度が高く、甘くてジューシーな品種です。
・サマーブラック:糖度 約20〜21度
黒系の種なしぶどうで、非常に甘みが強く濃厚な味わいが特徴
・サニールージュ:糖度 約18〜19度
赤系の種なしぶどうで、しっかりとした甘みの中に程よい酸味があります
五感で楽しむ旬の味! 見て、触れて、味わう「ぶどう収穫体験」
「ぶどうがどんな風に実り、どんなふうに収穫しているのか五感で感じてもらいたい」との想いから、つるぎ農園では、収穫体験も行っています。
・入園料、体験料は無料
・収穫体験で摘み取ったぶどうは量り売りで販売
・品種は時期で変わりますが、希望があれば相談可能
・ハウスの中なので雨でもOK
・長靴、汚れてもいい服装でお出かけください
・予約優先ですが、当日も空きがあれば案内可能
・問い合わせはInstagramのDMで
追熟しないから鮮度が命! 知っておきたい「おいしい食べ方」3つのポイント
とっても甘くてジューシーなぶどう。その味わいを満喫するための、おいしく食べるポイントを劔村さんに教えてもらいました。
①できるだけ早く食べる
ぶどうは収穫後、追熟しないので「鮮度が命」です。できるだけ早く食べてあげてください。
②冷やしすぎない
キンキンに冷やすと味がぼけちゃいます。冷やしすぎは厳禁です。
③糖度が低いものから食べる
食べ比べする際は、糖度が低いほうから味わってください。味や甘さの違いが際立ちます。
炭酸割りも絶品「3房分をぎゅっと凝縮ぶどうジュース」
劔村さんが丹精込めて育てたこだわりのぶどうは、果実だけでなくジュースでも楽しめます。
ひと瓶720mlに、3房以上のぶどうを贅沢に絞った無添加100%ジュースは、果実とはひと味違う甘味と酸味を楽しめます。濃厚なストレートジュースなので、炭酸割りもおすすめなんだそう。
「ぶどう栽培は、異常気象による過酷な気候への対策・対応が毎年大変なんですが、その分、収穫を迎えた喜びはひとしおです。ぶどうを見て、食べて、飲んで、喜んでくださっているお客さんの顔を見ていると、本当にうれしく思います」(劔村さん)
2026年は8月11日にプレオープン。劔村さんの情熱と自然の恵みが凝縮されたぶどうの奥深い味わいを余すことなく堪能したいですね。



