一煎のお茶がもたらす豊かな香りと味わいは、慌ただしい毎日のなかでホッと心を和ませてくれます。
そんなお茶の魅力を「飲む」だけでなく、「料理」や「お酒」としても味わえるのが、高岡市のまちなかにある「すえひろ酒場 お茶め」です。店内には厳選された30種類もの茶葉がそろい、お茶と料理が織りなすペアリングを楽しめます。今回は、お茶の奥深い世界をカジュアルに味わえる新メニューを味わってきました。
▼関連記事:「すえひろ酒場 お茶め」のランチ
高岡の祖 前田利長を祀る関野神社そば「すえひろ酒場 お茶め」
「すえひろ酒場 お茶め」が店を構えるのは、高岡駅から約500mのまちなか。高岡のまちを開いた前田利長を祀る関野神社の、真っ赤な鳥居の目の前です。
民家をリノベーションした和モダンな佇まいで、木製の格子窓と、白い暖簾が印象的な落ち着いた店構えです。
梁や欄間が彩る和モダン空間 ひとりから大勢まで
1階にはカウンター席と広めのテーブル席、2階には4人掛けのテーブルが7卓ほど用意されています。
立派な欄間や梁を残し、古い民家の趣を活かした作り。温もり感じる居心地のいい空間が広がります。
1人での気軽な食事から、グループでの賑やかな集まりまで、どんなシーンでもゆったり過ごせそうです。
茶葉ずらり30種! 100円プラスの焼酎割りも楽しめる
日本茶は9種類 一番人気は「抹茶黒豆玄米茶」
厳選された茶葉のラインナップは約30種類。
カウンターには日本茶や紅茶などが詰まったガラスボトルがずらりと並び、どれを飲もうか迷う時間も楽しくなる空間です。
日本茶のフレーバーは9種類。メニューには茶葉ごとの香りや味わいの特徴が丁寧に添えられていて、プラス100円で「焼酎割り・ブランデー割」にアレンジOK! 「お茶の風味もお酒とのコラボも、一口ずつ試してみたい!」と好奇心がくすぐられます。
【日本茶のラインナップ】
・きらら玄米茶
・安曇野そば茶
・りんご麦茶
・あんず麦茶
・抹茶黒豆玄米茶
・知覧ゆたかみどり
・焙じ茶 鬼の焙煎
・宇治 やぶきた
・菊川新茶 2026
「日本茶の一番人気は、抹茶黒豆玄米茶です。まめに過ごせるようにと願いをこめて、抹茶入り玄米茶に上質な丹波種の黒豆をブレンドしたものです」と、店長の木田涼介さんが教えてくれました。
お茶はすべて、目の前でお湯を注いで淹れてもらえるスタイル。茶葉がゆっくりとひらき、立ち上る香りと色合いを間近で楽しめるライブ感に、飲む前からテンションが上がります。
抹茶黒豆玄米茶はネーミング通り、抹茶・黒豆・玄米の香りがバランスよく楽しめる一杯。一気に飲むのがもったいないと思うほどで、香り豊かなおいしさをゆっくりと味わいたくなります。
日本茶のほかにも、中国茶6種、紅茶7種、さらにユニークな変わり種が9種。カフェインレスの茶葉もありました。
ホットでホッと癒やされるも良し、アイスでスッキリ楽しむも良し。その日の気分や体調に合わせてお気に入りの茶葉を選び、豊かな香りを思いきり満喫したくなります。
好みのお茶2種&メイン料理が選べる「夜御前」
「お茶め」では茶葉を使った料理も提供。飲むだけでなく、食べることでも茶葉の魅力を堪能できます。
ランチが人気でしたが、この度、新メニューの「夜御膳」が登場しました。
おばんざいプレートにメイン料理、デザートもついて、お茶は2種類を選べる大満足のセットです。
味わい深い小鉢が並ぶ「おばんざいプレート」
メインディッシュの前に運ばれてくるおばんざいプレートには、彩り豊かな日替わりの小鉢が7品並びます。この日はーー
・紅茶鶏のバンバンジー
・オクラのおひたし、
・ゴボウと生姜のきんぴら
・明太子と枝豆のポテトサラダ
・高岡の美人菜農園のグリーンサラダ&揚げワンタン
・ひじきとキノコのうま煮
・つけもの盛り合わせ(山クラゲ・柴漬け・たくあん)
「紅茶鶏のバンバンジーは、厳選した鶏肉に紅茶の葉をまぶし、一日漬け込んで作りました。紅茶に含まれるタンニンやポリフェノールが作用して、しっとり柔らかい食感に仕上がります」(木田さん)
確かに、弾力のあるソフトな食感です。茶葉の香りもほのかに移り、肉の臭みはまったく感じず、ごはんもすすみます。
気分に合わせて選べる!こだわりのメイン3選
メインディッシュは、香ばしい揚げ物やヘルシーな蒸し料理など3品の中から1つ選ぶことができます。
・お茶めのとり天
・鮭と野菜のお茶蒸籠蒸し
・豆腐と湯葉の揚げ出し
「鮭と野菜のお茶蒸籠蒸しは、ほうじ茶の香りを含ませて蒸しています。とり天には、きらら玄米をまとわせています。ほのかな茶葉の香りもあわせて楽しんでもらえたらうれしいです」(木田さん)
この日注文した「鮭と野菜のお茶蒸籠蒸し」は、身がやわらかい鮭に、蒸し野菜がたっぷり。薬味はさっぱり楽しめるすだちポン酢と濃厚ゴマ豆乳ダレの2種類で、味変も楽しみながらヘルシーなおいしさを堪能することできます。
緑茶を混ぜて炊きこんだ「お茶ご飯」
ごはんは、地元のコシヒカリに緑茶を混ぜてふっくら炊き上げた「お茶ご飯」。
見た目は炊き込みご飯のようですが、塩気はなく、緑茶ならではのほどよい苦みと香りをほのかに感じます。具だくさんの味噌汁との相性も抜群。おいしさと同時に、緑茶の栄養を丸ごと食べているという実感もわいてくる一品です。
地元名店へ敬意を込めた「揚げたいやき」
デザートに登場するのは、地元末広町で長年愛され惜しまれつつ閉店した“宮田のたいやき”に敬意を込めて作ったという「揚げたいやき」。
「本家とは味も形も違いますが、お客様に喜んでいただけたらとメニューに加えたところ、大好評なんです」と、木田さん。
「夜御膳」では、約20種類の茶葉から好みの2杯を贅沢にチョイスできます。
お茶を使ったこだわりの料理と、厳選されたお茶とのペアリングは相性抜群。お茶の豊かな可能性を感じる夜を楽しめそうです。



