名水と、豊かな海の恵みが自慢の黒部市生地(いくじ)地区。海沿いの小さな漁師町に、明治末期から続く一軒宿があります。
戦国武将・上杉謙信が病を癒やしたという伝説の湯を守る「生地温泉たなかや」。広大な日本庭園を眺めながら、宿泊はもちろん日帰り入浴で気軽にリフレッシュもできる癒しのスポットです。
明治44年創業「生地温泉たなかや」
たなかやの創業は1911(明治44)年。今年で115年を数える老舗宿です。
北陸自動車道の黒部ICから海側に向かって15分ほど車を走らせ、静かな住宅街を抜けた先にあります。
近くには清らかな水が湧き出る湧水スポットや「魚の駅 生地」などがあり、入浴と合わせてまち巡りも楽しめるロケーション。
たなかやは、代表の田中義人さんを始めとする田中家のご家族と仲間たちが一丸となって創り上げる宿。おもわず「ただいま」と言いたくなるような温かみがあります。
“上杉謙信が癒された”伝説の霊泉
たなかやのお風呂は、無色透明で少し塩気のあるお湯。「何度も入りたくなる」「体の芯からよく温まる」と評判で、湯治の宿として長年愛されています。
お風呂の外には美しい日本庭園が広がっていて、湯につかりながら四季折々の風景を楽しむ事ができます。
春には紅梅、冬は雪景色。今の季節は夏の日差しを受ける鮮やかな緑を堪能できます。
この湯の始まりには、ある言い伝えが。
さかのぼること今から約400年前。
この地を訪れた戦国武将・上杉謙信が病を患い、危険な状態に。しかし、不思議な夢のお告げにより霊泉を発見し、たちまち病が癒されたというのです。生地にある「謙信手植えの松(庚申の松)」はその時の感謝のしるしとして植えたものと伝わっています。
ゆっくりと湯に浸かりながら「このお湯に上杉謙信も入ったのかな…」なんて思いを馳せると、タイムスリップするような特別な時間が過ごせそう。
日帰り入浴 概要
お風呂のあとは庭園を散策
お風呂で癒されたあとは、館内を散策。
広大な敷地に広がる日本庭園は、初代の田中菊次郎氏が自らの手で作り上げたものだそう。以来ずっと大切に守られ、手入れの行き届いた美しい木々や池。明治中期の茶室も池の向こうに見ることができます。
気軽な日帰り入浴と、美しい日本庭園に癒される黒部旅。週末のプチご褒美やリフレッシュに出かけてみてはいかがでしょうか。
出典:KNBテレビ「いっちゃん☆KNB」
2026年7月3日放送
記事編集:nan-nan編集部



