富山県西部に位置する小矢部市。
国内外の有名建築をモチーフにした「メルヘン建築」の公共施設や、源義仲(木曾義仲)が平家軍を破った「倶利伽羅峠の戦い」の舞台として知られるまちです。
この小矢部市で毎年6月に行われるのが、五穀豊穣・天下泰平を願う「津沢夜高あんどん祭」。田楽(でんがく)や山車、吊り物から組み立てられる巨大なあんどんは、大きいもので高さ7メートル、長さ12メートル超にも及びます。
圧巻のスケールもちろん、相手側の吊り物を壊しあう「ぶつかり合い」は大きな見どころのひとつで、集まる見物客を緊張と陶酔の世界へと引き込みます。
そんな津沢地域で、長年地元の人に愛されているのが「おばた食堂」。名物の「あんどん」にちなんだうどんは、小矢部を訪れたならぜひ味わいたい1杯です。
創業37年 味とまごころの店「おばた食堂」
津沢夜高あんどんの魅力を発信する「津沢あんどんふれあい会館」のほど近くに店を構える「おばた食堂」。
国道471号から1本入ったところにあり、昔ながらのまちの食堂といった佇まいに地域と共に歩む歴史を感じます。創業は1962(昭和37)年。地元の人たちに愛され、今年で64年を迎える老舗の食堂です。
”あんどん”にかけた名物「あんうどん」
お店の名物がこの「あんうどん」。
「夜高あんどん祭」の”あんどん”にかけたネーミングで、地元の人たちが「津沢にきたらぜひこれ食べて」「すんごいおいしいよ!」と、口々に語る逸品です。
とろみのある餡がたっぷりとかかった、温かいうどん。
卵や彩りの良い麩が添えられて、見た目にも華やか。夏の夜に輝くあんどんを思わせるような美しい1杯です。
麺はやや細めで食べやすく、つるんとしたのどごし。
とろみのあるスープはほんのりと生姜がきいていて、夏場でもすっきりと、冬場ならポカポカと体を温めてくれます。
シンプルですが、うどんと出汁のまっすぐなおいしさが体に染み渡るようです。
この「あんうどん」。麺のほか、鶏肉や麩など、使用する具材の7割は地元産にこだわって作られているのだそう。
「地元があっての私ですから、地元を大事にしたい。たくさん助けてもらっとるから」と、やさしい笑顔で話す二代目店主の小幡さん。
地元の人たちとの繋がりを大切にしながら、店と味を守る「おばた食堂」。
あんうどんのほかにもラーメンやそば、定食、どんぶりメニューや一品料理など豊富なメニューがそろいます。看板にもある通りまごころこもった味で、店に通う人のお腹と心を満たしてくれるまちの食堂です。
出典:KNBテレビ「いっちゃん☆KNB」
2026年6月17日放送
記事編集:nan-nan編集部



