約400年の歴史がある「富山干柿」。
日本全国、そして海外にもファンが多い富山が誇るふるさとの味です。
そんな干柿をもっと手軽に楽しんでもらいたいと生まれたのが「干し柿とりゅふ」。
ひとくちサイズの干柿に、シナモンやココアパウダーをまとわせた新感覚のスイーツです。
富山で約400年親しまれる里山の味
富山干柿のふるさとは、のどかな田園風景が広がる富山県南砺市の福光・城端地域。標高約1000mの医王山のふもとに位置し、秋から冬にかけて山から西風が吹き下ろすため、古くから干柿が生産されてきました。
ねっとりとした甘みと豊富なビタミンを持つ富山干柿は、地元の富山県内でも高級品として扱われ、品質のいいものは1つ1000円ほどの値がつくものもあります。
伝統の味を気軽にひとくちで「干し柿とりゅふ」
そんな干柿を、若い人にも手軽に味わってほしいと誕生した新スイーツ「干し柿とりゅふ」。
砂糖は使わず、干柿本来のおいしさをそのままに。濃密な味と上品な甘さが特徴です。
プレーンのほか、抹茶やきなこなどフレーバーも種類豊富。
ひとくちサイズで食べやすいので、日常のおやつタイムにぴったりです。
「伝統を未来へ」干し柿とりゅふ誕生の背景
「干し柿とりゅふ」を作っているのは南砺市で野菜の生産や加工品づくりを行う杉苗屋源四郎農場。
新スイーツが生まれた背景には、農場の代表 河合朱希代さんの思いがありました。
河合さん、元は“普通のママ”。自身が親になったことで、「本物を残していきたい」と思ったのが就農の大きなきっかけだったと言います。
子供を健やかに育てたい。
元気でおいしい野菜を食べさせてあげたい。
土に触れて、元気な身体を育んでほしい。
そんな母親として当たり前のあたたかい思いが、農場の原動力です。
南砺市では高齢化が進み、干柿の生産農家にもその波が直撃しています。長く柿を育ててきた農家が高齢化を理由に辞めていく…。
幼いころから干柿が身近にあったという河合さんは、そんな話を耳にして「こんなにおいしい干柿を絶やしてはいけない!」と決意。干柿作りを引き継ぎ、柿の栽培から加工までを手掛けています。
渋さは日本一!? そのぶん甘くなる三社柿
河合さんが干柿に使用しているのは、大玉の三社柿(さんじゃがき)。そのままでは食べられないほど渋く、河合さんも「渋さは世界一じゃないですか?」と語るほど。
日本には多くの柿の品種がありますが、この三社柿は南砺市の城端・福光地域にしか生えていないのだそう。
「柿は渋ければ渋いほど、干柿にしたときに甘くなる」と言われる通り、三社柿で作る干柿の甘さは格別。ねっとりとして、上品で深みのある味わいが生まれます。
肥料は不使用、農薬は天然由来のものを厳選し、手間と愛情をかけて育てています。
収穫した柿は皮をむき、手作業で糸を結んで竿に掛けて乾燥。ほどよく乾燥したら一つひとつ手もみして果実内の水分を均一にします。乾燥と手もみをくり返しながら、じっくりと水分を抜き、ねっとりと甘い干柿をつくっていくのです。
「食の大切さを伝えたい」規格外の干柿を活用
栽培から加工まで、手間ひまをかけて作られる干柿。「干し柿とりゅふ」は、そのひとつひとつの種を手作業で取り除き、贅沢に何層にも重ねてから小さくカットして作ります。
「干し柿とりゅふ」に使用するのは、規格外サイズで市場には出せない干柿。
形がいびつだったり、粉のふき方にムラがあったりすると、価値が下がって商品にはならないのだそう。
本来は廃棄になってしまうものの、味には遜色のない干柿を活用しようと生まれたのが、干し柿とりゅふなんです。
「自分自身主婦なので、なんかもったいないなと思って。最後まで使い切りたいとずっと考えていたので。若い方にも手にとってもらいやすく、食を大事にすることを伝えていきたいです。」(代表・河合さん)
母として、農家として、伝統と食を未来へつないでいきたいという河合さんの気持ちが込められています。
干し柿とりゅふは、楽しみ方いろいろ!
干し柿とりゅふはプレーンのほか、きなこ、シナモン、ジンジャー、ココア、抹茶があって、全部で6種類。砂糖は不使用で、味付けには有機栽培で育てられた原料から作るパウダーを使用しています。
一番人気は「まっちゃ」。
干柿そのものの甘さに、抹茶の上品な風味がよく合います。ねっとり濃密で、チョコレートのようにとろける食感はまさにトリュフ。
日本茶や紅茶だけでなく、ワインなどのお酒とも相性がよく、クリームチーズとあわせるのもおすすめです。
干し柿とりゅふは、単品は648円。
6種類のフレーバーがセットになったアソートセットは3980円で販売しています。
オンラインショップからお取り寄せ可能なので、気になる方はHPをチェックしてみてください。
出典:KNBテレビ「いっちゃん☆KNB」
2026年5月29日放送
記事編集:nan-nan編集部



