揚げた鶏むね肉に、甘酢だれとタルタルソースの相性が抜群のチキン南蛮。宮崎県発祥のご当地グルメで、いまや全国的人気を誇ります。
今回紹介するのは、そのチキン南蛮を本場の味で楽しめる高岡市の店「JUN BLEND KITCHEN(ジュン・ブレンド・キッチン)」。
メインのおかずだけでなく、自社農園で育てる新鮮な野菜を使用したサラダと自家栽培米、3つすべてが主役級のおいしさで人気の農家食堂です。
JA農産物直売所の一角 昼には行列も
店があるのは高岡市の戸出エリア。国道156号から1本入った、田畑に囲まれたのどかな場所に店を構えます。
とれたての農産物を販売するアグリピア高岡 農産物直売所の中にあって、昼時には客が行列を作る日も珍しくありません。
ログハウスのような、木のぬくもりが溢れる店内。外につながる開放的な席も用意されていて、自然の風景や心地よい風を感じながら食事を楽しむことができます。
とれたて野菜が主役のごちそうサラダ
その日採れたての野菜が味わえるサラダプレート。品目が多く彩りも鮮やか。満足感があって、サラダなのに主役級のおいしさ! と大人気の1品です。
サラダといえば「切って盛り付けるだけ」みたいなシンプルなイメージですが、こちらはひと味違います。種類豊富な野菜はそれぞれにほんのりと味付けしてあって、ひと口食べると手間暇かけて作られているのがわかります。
そのまま食べてもおいしいのですが、玉ねぎの旨味がたっぷり詰まった自家製ドレッシングをかけると新鮮野菜の味が引き立ちさらにおいしく。「このドレッシングがあれば野菜がいくらでも食べられそう!」と評判の味です。
ドレッシングは店内で販売しているので、気に入ったら買って帰ることもできますよ。
お肉がしっとり! やわらか~い! 名物「チキン南蛮定食」
JUN BLEND KITCHENの看板メニューは「チキン南蛮定食」。
大きなチキンが5切れものっていて、タルタルソースがたっぷり。サラダにはたくさんの種類の野菜が使われていて、彩りも華やかです。
タルタルソースは玉ねぎが多めに入っているので後味がさっぱり。まるでサラダを食べているような軽い感覚でしつこさを感じさせません。甘酢タレとの相性もよく、どんどんごはんが進む!
代表の大坪順子さんは宮崎県出身ということで、間違いない本場の味。お店の代名詞ともいえる人気のメニューです。
店主直伝! おいしいチキン南蛮を作るコツ
おいしいチキン南蛮。家庭で作るときにパサつかず上手にできるコツを、順子さんに教えていただきました。
本場・宮崎県では、チキン南蛮には鶏むね肉を使用するのだそう。むね肉は高タンパク・低カロリーでお財布にも優しいのですが、脂肪分が少ないため火を通すとパサつきやすい部位です。
JUN BLEND KITCHENのチキン南蛮のように、ジューシーでしっとり柔らかくするポイントは肉を揚げる前の下処理にありました。
ポイントは「肉の水分を飛ばしておくこと」なんだそう。
肉は皮を取り除き、厚みを均一に。キッチンぺーパーに包み、半日以上冷蔵庫で寝かせて、余分な水分を飛ばします。
そうする事で揚げ時間が大幅に短縮でき、うまみや水分を損なわずにおいしく仕上がるのだそう。店では180度の油で約3分しか揚げていないんだとか!
「ひとつ手間をかけてあげると、やわらかくおいしく仕上がりますよ!」(大坪さん)
これは家庭でも真似してみたくなりますね!
「まずはお店で味わってもらって。気に入ってお家でも作ってみたい!という方には、キッチンで作り方を教えています。子供たちや、たくさんの人に食べてもらいたいので、全部公開しています!」と、笑顔で話してくれた大坪さん。
宮崎県出身ですが、チキン南蛮は手間暇がかかるので実家ではなかなか作ってもらえなかったそう。
おいしいチキン南蛮をもっと手軽に、気軽に味わってほしいと、店では自家製ドレッシングと共に甘酢だれも販売しています。揚げのポイントを押さえて、ぜひチャレンジしてみてください。
自慢の自家栽培米も人気!
大坪さんのご主人・洋介さんはお米の生産農家。
JUN BLEND KITCHENは、米や野菜を作るところから、加工し、レストランで提供されるまでを手掛ける『6次産業化』を目指して始めたのだそう。地産地消の取組が認められ、「とやま地産地消優良活動賞」では最優秀賞を受賞しています。
そのため、お米のおいしさは確かなもの。粒立ちが良くうまみの強い米は、そのまま味わっても、おかずと合わせても、抜群のおいしさです。
鹿児島県奄美の郷土料理をアレンジ 「鶏飯」
「米農家ですから、お米をたくさん食べてほしい!」(大坪さん)
という思いから、店ではごはんがどんどん進むメニューばかり。
お米が主役のメニューもあります。
鹿児島県奄美地域の郷土料理「鶏飯(けいはん)」です。JUN BLEND KITCHEN流に、独自のアレンジを加えた味わい深い1品。サラダと共通の食材を活用することで食品ロス削減にもなっているんだとか。
単品で注文するときは600円。定食に+300円で白いごはんを鶏飯に変えることもできます。
新鮮野菜にチキン南蛮。そして自慢のお米。すべてが主役級のおいしさを味わえるJUN BLEND KITCHEN。
シンプルでありながら、素材を大切にして手間暇かけて作られる自慢の料理を味わってみては。
出典:KNBテレビ「ワンエフ」
2026年5月1日放送
記事編集:nan-nan編集部



