お手頃な価格で食べ応えも抜群。ジューシーなもも肉やヘルシーなささみ肉など、おいしくて使い勝手もいい鶏肉。子供にも人気のから揚げや焼き鳥に、冬の時期は鍋など、日々の食卓に並ぶことも多い身近な食材です。
そんな鶏は鶏でも、今回紹介するのは「軍鶏(しゃも)」。
もとは闘鶏用として改良された品種で、筋肉が発達しているのが最大の特徴。というわけで食用肉としても脂肪が少なく、身がギュッと引き締まっていて、押し返すような弾力の食感で噛めば噛むほど味わいに深みが出る、通好みの食材です。
そんな軍鶏を使った料理を気軽に楽しめる店が入善町にあります。炭火焼鳥の店「縁」です。
軍鶏料理を気軽に! 入善町の炭火焼鳥「縁」
入善町の閑静な住宅街に店を構える「縁(えにし)」。
国道8号を入善高校前で海側へ曲がり、入善駅方面へ。車で5分ほどのところに店を構えます。
店を切り盛りするのは、東京生まれ・東京育ちの店主、勝田さん。東京で飲食店の経験を積んだのち、妻の地元である入善町に移住して、この店を2020年にオープンしました。
自慢は、埼玉県産の「彩の国地鶏タマシャモ」を使用した料理の数々。
鮮度抜群の刺身や希少部位が味わえる串焼き、軍鶏の旨みが溶け出した鍋料理など、こだわりの逸品がそろいます。
木のぬくもりを感じる店内には、掘りごたつ式のカウンターやテーブル席。
個室も用意され、ひとりでお酒をたしなむにも、にぎやかなカジュアルな利用にも、さまざまなシーンで使えそうな店です。
平日限定の人気ランチ「軍鶏の親子丼」
火曜から金曜まで、平日限定でランチ営業をしている「縁」、その人気のメニューが軍鶏を使った親子丼です。
弾力のある肉質と旨みの強さが特徴の「タマシャモ」を使用していて、一般的な親子丼とは一味違うのだそう。
弾力があり脂が少ない肉を甘めの関東風割下で
こちらは、火を入れる前の軍鶏の肉。スーパーなどで見かける一般的な鶏モモ肉と比べると赤みがかった色をしています。
親子丼に使用するのは、ももの下のスネの肉。この部位にもこだわりがあって、すき焼きや串焼きにはより歯応えのある部位を選ぶなど、料理によって最適なものを使い分けでいます。
この軍鶏肉を甘めで濃いめの関東風の割下でさっと煮込みます。
割下は、勝田さんが修行していた東京の店で学んだという味。今から20年ほど前に店を訪れて親子丼を食べ、そのおいしさに衝撃を受けたのがきっかけだったんだとか。
自身の原点とも言える店から学んだ秘伝の割下とこだわりの軍鶏肉。そこへ卵を2個分流し入れ、職人技が光る丁寧な火入れで仕上げます。
嚙むごとに増す味わい 強い旨みの極上親子丼
完成した軍鶏の親子丼です。
たっぷりの軍鶏肉とだしを吸った半熟のたまご。最後に添えた卵黄が、より一層食欲をそそります。
弾力のある軍鶏肉は旨みが強く、噛むごとに深い味わいが感じられます。
軍鶏に負けない卵と割下、すべてのバランスがよく、贅沢な味を堪能できます。
夜の看板メニュー「軍鶏の串焼き」
店名に「炭火焼鳥」の冠がつく通り、看板メニューは焼き鳥。
通常の若鳥の串もありますが、とりわけ名物として人気が高いのが、軍鶏のネギマと皮焼です。
部位が違うので、親子丼とはまた違った食感。ザクッと香り高いネギとの相性を楽しめます。
ネギマの肉は弾力があって、軍鶏の旨みをガツンとダイレクトに。
皮の表面は、パリッパリ。溢れる脂の甘さとうま味で、噛みしめたくなる味わいです。
〆までうまい!! 「軍鶏のすき焼き鍋」
軍鶏のもも肉をすき焼き風にした鍋も。パワーを感じる軍鶏肉と野菜をたっぷり味わえます。
だしは両方のうま味が染み出て、さらに深い味わいに。
最後に肉を追加して卵でとじて、親子丼風にして食べるのがオススメです。
すべての食材の旨みを余すことなく食べ尽くすことができます。
入善に移住して6年。勝田さんは、念願だった自分の店をオープンして現在に至るまでの間、地元の人たちに助けてもらったと振り返ります。
「水、米、野菜もおいしい。富山に来てよかったと思う。これからも、縁を大切にしていきたい」(店主・勝田さん)
そんな想いと感謝を込めて名付けた「縁(えにし)」。
謙虚でまじめな人柄がにじみ出る店主が作る軍鶏料理の数々は、店を訪れる人にとっても、素敵な縁を感じられそうです。
出典:KNBテレビ「ワンエフ」
2026年3月6日放送
記事編集:nan-nan編集部



