さまざまなスパイスや香辛料を駆使して作られる中国料理。広い国土や民族の多様性を背景に食材や調理法もさまざまで、食べるとパワーが湧いてきそうなメニューの数々はランチやディナー、世代や性別などを問わず人気があります。
そんな中国料理を“カラダにやさしい”味で楽しめる店が富山市にあります。
富山市西町の中国料理の店「月とパンダ」です。
無添加の自家製調味料でカラダにやさしい中国料理
「中国食堂 月とパンダ」がある西町は、富山市ガラス美術館も入る富山キラリなどがある富山市の中心部。
広い平和通りから1本、総曲輪のアーケード街に向かって折れたみどり通り沿いにあり、2階の窓に描かれているかわいいパンダのイラストが目印です。
中国料理というと、町中華のようなにぎやかで威勢のいいイメージもありますが、こちらの「月とパンダ」はシックでモダンな店内。上品で落ち着いた雰囲気でおいしい食事を楽しむことができます。
「早・安・多」の逆を行く!? 上品で健康的な中国料理
提供される料理も、いわゆる「早い・安い・ボリューム多い」といった町中華の固定概念を覆すもの。むしろその逆で、丁寧に素材のおいしさを活かしたものが数多くあります。
ラー油、豆鼓醤、甜面醤など、使用する調味料も自家製にこだわっていて、おいしいだけでなく、無添加でカラダにやさしい味を目指しています。
たっぷり野菜でさっぱり 本場・上海風の油淋鶏
こちらは本場上海風の油淋鶏。少ない油で鶏肉を揚げて、甘酢たれをかけて食べる人気の中国料理ですが、ここにも「月とパンダ」ならではのこだわりが。
使用するのは、酢と薄口醤油で下味をつけ、一晩かけてじっくり寝かせた骨付きの鶏もも肉。余分な水分が抜けて、旨みがぎゅっと肉の中に閉じ込められています。
そんな鶏もも肉を油で揚げているので、皮目はパリッパリ!
そのままかぶりついても十分においしそう… ですが、丁寧に骨から外して食べやすい大きさにカットされ、野菜たっぷりの油淋鶏ソースで美しく盛り付けられます。
油淋鶏ソースは甘酢たれをベースに、みじん切りの野菜がたっぷりでさわやかな味わい。
さらに「セロリと塩レモンの醤」を添えて食べるとさっぱり感がアップして、ジューシーな鶏もも肉との相性も抜群です。
スパイシーで人気! 「毛沢東チキン」とは?
「月とパンダ」のメニュー表の中でひと際存在感を放つのが、「毛沢東チキン」。
名前だけだと、一体どんな料理なのか想像がつきませんが、実はこちら、店の大人気メニューなんだそう。
「毛沢東チキン」とは、言わずと知れた中国の政治指導者で、現在の中華人民共和国を建国した偉人。その出身地の湖南省にちなんで名づけられ、毛沢東も愛したとされるのが「毛沢東チキン」です。
唐揚げや蒸し鶏に、フライドガーリック、フライドオニオン、唐辛子、花椒などのスパイスを大量にかけた料理です。
「月とパンダ」の毛沢東チキンは、油で揚げる前に2時間ほど煮込んだ鶏手羽を使用しているのだそう。油で表面をサッと揚げて仕上げるので、脂っこくないのが特徴です。
フライドオニオン、フライドガーリック、干しエビなどで作る自家製の「毛沢東フレーク」でスパイシーに味付け。鶏肉はホロホロ、表面はサクサクでクセになる味わいです。
鶏の旨み凝縮のスープで煮込む「香港風煮込み麺」
麺料理の中で少し変わった味わいを楽しめるのが、「香港風煮込み麺」。
焼きそばのような見た目ですが、メニュー名にもある通り「煮込み」がポイントなんです。
実は煮込みに使っているダシは、先ほど紹介した「毛沢東チキン」で骨付き肉を煮込んだスープなんだそう。骨付き肉から出た旨みをたっぷり吸わせた麺に、自家製ベーコン、オイスターソースなどの旨みも絡み合う、複雑で濃厚な味わい。
ガッツリと、でも噛みしめたくなるようなおいしさです。
「中国は広いので、地方によって全然違う食文化があるんです。鶏肉ひとつとっても、いろんな形で提供できます」(山川シェフ)
手間暇を惜しまずに作るオリジナルの調味料で、さまざまな味を表現する山川シェフ。幅広い中国の食文化をやさしい味で楽しめる「月とパンダ」、新感覚の創作中華を体験してみてください。
出典:KNBテレビ「ワンエフ」
2026年3月6日放送
記事編集:nan-nan編集部



