おいしい食事はもちろん、店主さんの人柄に惹かれて通っちゃうお店ってありますよね。何気ないお喋りを楽しんでいるうちに「よし、午後も頑張ろう!」と心のスイッチがONになるような。
今日、紹介する「定食屋 あやとり」もそんなお店。
ハツラツと元気な店主の笑顔と、こだわりの”ガッツリおかず”が、お腹と心のエネルギーチャージにもってこいの食事処です。
射水市庄川右岸の住宅街「酒房 あやとり」で昼だけ営業
「定食屋 あやとり」があるのは、富山県西部を流れる庄川。高岡市二塚エリアと射水市大門エリアにまたがる南郷大橋の右岸にひろがる射水市上条です。
定食屋さんを目指して訪れると、和風建築の店には「酒房 あやとり」の看板と暖簾が。
実は「定食屋 あやとり」は、2000年にオープンした「酒房 あやとり」内で、ランチタイムだけ営業している店なんです。
子育て後のセカンドキャリア “ガッツリおかず”が自慢の定食屋
店を営むのは、皆川あづささん。
美容関係の仕事に長く携わってきたそうですが、子育てが一段落し、第2の人生、生涯をかけて取り組んでいきたいと選んだのは、定食屋さんでした。
「自分がおばあちゃんになったときに、何をしていたいかを考えたんですね。そしたら、ごはんをガッツリ食べてよろこんでもらえる定食屋さんが一番しっくりきたんです。映えとか、健康志向とか関係なし。とにかくガッツリ!」
朗らかな口調で皆川さんが教えてくれました。
そうして皆川さんが定食屋をオープンしたのが、2025年の春。母親が営む「酒房 あやとり」の店舗内で、ランチタイムだけ営業する「定食屋 あやとり」をスタートしました。
「いろんなお客さんと、『最近、どお?』なんて話をしてる時間が本当に楽しいですね」(皆川さん)
立派な一枚板のカウンターを挟んで、笑顔と会話が飛び交う店内ですが、すぐ横には、和室も用意されていて、子供連れの家族も気兼ねなく食事を楽しむことができます。
定食のおかずはボリューミー&ごはんはおかわり無料!
“ガッツリ”にこだわる皆川さんが提供する定食は、とんかつ、からあげ、チキン南蛮、豚のしょうが焼きなど。ほかに、塩サバや塩鮭もあって、ガツンッとお肉を食べたい人も、ヘルシーに魚を食べたい人も満足できるランナップです。
なかでも、店頭ののぼりに掲げていて、自他共に認める名物なのが「トンテキ定食」。
「肉屋をやってる友人がいまして、脂身のバランスが最高のロース肉を特別に用意してもらってるんです。おいしいのは、お肉屋さんのおかげです」(皆川さん)
上質で甘い脂身のロース肉をニンニク醤油で「トンテキ定食」
丁寧にスジ切りした厳選ロース肉を、試行錯誤して完成させたという醬油にんにくソースでいただく「トンテキ」。
「私も年をとって脂身がちょっと苦手になってきたんですが、このトンテキの脂は上質で甘みも楽しめますよ」(皆川さん)
そのお味はーー
確かに脂身と赤身のバランスがいいので、パサパサ感がなくジューシー。香ばしい特製ソースが肉の旨みをさらに引き立てていて、ごはんがすすみます。
「ガス釜で炊いたごはんはおかわり無料なので、ガッツリ食べて帰ってください。この間、ごはんを4杯食べたお客さんもいましたよ」(皆川さん)
昨今の米価格の高騰を考えると、県産コシヒカリをふっくら炊いたごはんを気前よく無料でおかわりさせてもらうなんて、なんだか申し訳ない気持ちになりますが、皆川さんにとってはお客さんの“ガッツリ”笑顔こそが何よりのよろこびなんだとか。
「ただいま」と「いってらっしゃい」を駄菓子屋のように
「実は、駄菓子屋のおばちゃんになるのが夢だった時期もありました。形は違いますが、『ただいま』と帰ってきたくなるような、そして『いってらっしゃい』と送り出せるような、居心地のいい定食屋にしていきたいですね」(皆川さん)
ボリューム満点の料理が胃袋を満たし、店主の明るい笑顔に心がほころぶ。心身ともにフルチャージできそうな定食屋さんです。



