富山県東部の海沿いの町、魚津市。ホタルイカやブリ、ベニズワイガニ、カワハギといった富山湾を代表する魚介類の水揚げが多い、魚のまちとして知られています。
そんな魚津港の目の前に、昼時になると連日多くの客が並ぶ店があります。
が、名物は地元が誇る海鮮を使った料理ではなく、手打ちうどん。特に冬のこの時期はアツアツの煮込みうどんが大人気です。
魚津港の目の前! 地元客や釣り人も通う手打ちうどん店
漁船が停泊する魚津漁港の目の前、水揚げされた魚を扱う仲卸の倉庫や魚介料理の店、土産物店が並ぶ中にあるのが、手打ちうどんの店「梅乃家(うめのや)」です。
昼時には店の前に行列ができる日も少なくない人気店。
地元の人だけでなく、観光客や釣り人など、多くのファンがその味を求めて足を運びます。
店主の梅沢昌弘さんは、元々は会社勤めのサラリーマン。うどん作りが趣味だったそうですが、うどん好きが高じて脱サラ。およそ15年前に「梅乃家」をオープンしました。
店主が毎朝手ごね・足踏みで仕込む 自慢のうどん
そんな店主のうどん愛が詰まった「梅乃家」の最大の特徴が、自家製麺です。
毎朝手ごね・足踏みで生地を仕立て、小麦粉100%の麺を作っています。
実は梅沢さん、開業前には自身でも感動するほどのおいしい麺を作ることができたものの、その後なかなか安定して同じ味を出すことができなかったのだとか。
それから努力と試行錯誤を重ね、今ではいつでも100%以上の味を出せるようになったのだそう。今では胸を張って提供する、店主渾身の手打ちうどんです。
親子丼に着想を得た名物 「親子煮込みうどん」
自慢の手打ちうどんを味わえるメニューの中で、人気なのが「親子煮込みうどん」です。
元々はごはんものの親子丼が人気だったのですが、「うどん屋なんだから、うどんで提供できないだろうか」ということで、ごはんをうどんに変えて考案したのだそう。
鶏肉×半熟卵にダシが沁みわたる
ぷりっとした鶏肉と半熟卵。海老天にえのきやネギなどたっぷりの具材がのって、土鍋でグツグツ煮込まれながら提供されます。
もちもち食感のうどんは太麺。すべて手切りのため太さにバラつきがあって、それがいい食感を生み出します。
煮込むことで表面はつゆを吸ってやわらかく、噛むとコシがあって食べ応えも抜群。
利尻昆布とカツオのみで仕込んだダシは、シンプルながら風味が豊かで、うどんとすべての具材の旨さを引き立てます。
ぷりっぷりの豚モツ! 「モツ煮込みうどん」
こちらは「モツ煮込みうどん」。
たっぷりの国産豚モツと海老天が入った贅沢な1品です。
ぷりぷりの豚モツは煮込みすぎず、あえて少し食感を残していてほどよい噛み応え。
「噛んで旨味を味わってほしい」という店主の狙い通り、噛むほどに旨さが溢れてダシやうどんと絡み合います。
店主オススメの味変はバターでまろやかに!
このモツ煮込みうどんには梅沢さんがオススメするトッピングがあって、それがバター。
別皿で提供されるので、途中で味変するといいんだとか。
つゆに溶かして混ぜると、濃厚なスープの中にも全体的にまろやかさが加わります。
つゆはもちろん、ほんのりピリ辛の味付けのモツとの相性もよく、最後まで食べ飽きません。
「子供の頃、ごはんにバターをのせて食べていた」というほどのバター好きという梅沢さんならではの発想。煮込みうどんに洋の要素がプラスされて、新しい味わいを楽しむことができます。
煮込みだけじゃない! 多彩なメニュー
「梅乃家」には、煮込みうどん以外にも多彩なメニューが揃っています。
ぶっかけ、かけうどん、釜揚げうどん、ざるうどん、トッピングの天ぷら、そしてうどんとセットで楽しめる小さなどんぶりメニューもあって、好みの味や食べ方を選ぶことができる手軽さも人気の理由です。
「うどんは、冷やすのとあたたかいのでまったく違ったおいしさがある。食べ方もいろいろあるのでお客さんにいろんな味を楽しんでもらいたい」(梅沢さん)
うどんを愛する店主が自信を持って提供するメニューの数々は、「日替わりで全種類食べてもらいたいくらい!」と語るほど。毎朝の仕込みにこだわるうどんとそのおいしさを味わってみてください。
出典:KNBテレビ「ワンエフ」
2026年2月6日放送
記事編集:nan-nan編集部



