疲れたときや忙しいとき、甘いお菓子を食べて休憩すると、思いのほか心や体が休まるもの。特に、やさしい甘さでじんわりと包み込んでくれるような和菓子は、忙しい手を止めて味わうことで忙しない気持ちがリセットされて、心に余白を作ってくれるような気がします。
今回、紹介するのは、射水市小杉エリアで昔から親しまれる和菓子店。
1912(大正元)年の創業で、四季折々のお菓子を作り続けています。
小杉駅前の和菓子店「斗々庵 二俣屋」
富山県射水市の小杉地域にある「斗々庵 二俣屋(ととあん ふたまたや)」。
本店はあいの風とやま鉄道の小杉駅から北へ連なる商店街の奥にあって、さらにそこから1kmほど離れた小杉小学校の近くにもう1店舗、北部店があります。
店先にはもなかや饅頭、洋風のパイ菓子などが並びますが、創業当時は飴屋さんとしてスタートしたんだそう。
形は少し変わりましたが、手間を惜しまず手を動かし続けるものづくりは、初代から受け継がれる店のこだわりです。
看板商品は2色のあんが味わえる最中「雄鷹」
店の看板商品は「雄鷹(おたか)」。
白あんと小豆あん、2種のあんこが入った最中です。
「自慢の最中を作りたい」という想いから、50年ほど前に先代が考案したのだそう。
最中の皮には鷹の羽がかたどられていて、まるで由緒ある武家の家紋のよう。
真ん中でパキッと割れるようなデザインです。
鷹の羽のモチーフは、白鷹が導いたとされる立山開山伝説にちなみます。
古代に国司として越中に赴任した大伴家持も射水平野で触れ合う様子をたびたび歌に詠んでおり、昔からこの地は鷹にゆかりがあるとされています。
豆の風味を感じる北海道産小豆と大手亡
サクサクのもなかの皮は、富山県産のもち米を使用。
パキッと割ってみると、中には小豆あんと白あんが半分ずつ入っています。
北海道産小豆を使用した小豆あんは、しっかりと豆の風味を感じます。
対して白あんは、厳選した大手亡をじっくり蜜漬けにした後、丁寧に炊き上げたやさしい甘み。小倉あんの強い香りに負けず、ほっくりとした粒を残しながらもなめらかな食感です。
香ばしい皮にぎっちりと詰まった2つのあん。
味の違いを楽しみながらゆっくり噛みしめたくなるおいしさです。
葛まんじゅうなどの季節菓子や慶事の祝い菓子も
「斗々庵二俣屋」には、ほかにも四季に合わせた季節菓子が登場します。
春にはさくら餅、夏には水まんじゅう、秋は栗のお菓子など、四季折々の風情が感じられる商品ばかり。慶事の紅白まんじゅうやどら焼き、そしてクッキーやプリン、ロールケーキなどの洋菓子もあって、1年を通してさまざまな菓子を楽しめます。
日々の休憩タイムのおともはもちろん、季節を感じながらのお茶請けや手土産にも重宝しそうです。
出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
2026年1月16日放送
記事編集:nan-nan編集部



