山々の緑が日増しに濃くなる季節。ダイナミックな自然の絶景を臨みながら露天風呂で心身ともにリフレッシュ!なんていいですよね。
今回紹介するのは、360度広がる絶景を独り占めできる露天風呂。
決して気軽には行けない秘境の地にありますが、その苦労も一瞬にして吹き飛ぶほどの大自然を満喫できる黒薙温泉です。
トロッコ電車でたずねる深山の中の秘湯
宇奈月温泉街の源泉をすべてまかなう黒薙温泉
山に囲まれ地下水が豊富な富山には数多くの天然温泉がありますが、県内随一の温泉街として知られるのが黒部市の宇奈月温泉。透明度の高い泉質と豊富な湯量で知られますが、そのすべての湯をまかなうのが約7km上流にある源泉の黒薙温泉です。
温泉があるのは、日本一深いV字谷の黒部峡谷。黒部川の支流、黒薙川のほとり。宇奈月からは黒部峡谷鉄道のトロッコ電車でしかたどり着くことができません。
年間4000mmを超える多雨多雪地帯の上流域から水を集める黒部川。
トロッコ電車からは、そんな黒部川が山を削り取って形作った深い谷の絶景と軽々しく人を寄せ付けない荘厳な大自然を楽しむことができます。
宇奈月駅からトロッコ電車に乗ること、約25分。
温泉へは最寄り駅の「黒薙」で下車します。
駅に降り立ってすぐに見つけることができるのは「黒部峡谷の秘湯 黒薙温泉」の看板。
辺りを見わたしても開けた場所がないので戸惑ってしまうかもしれませんが、ここはあくまで入り口。
秘湯へは、看板の奥にある坂を登っていきます。
黒薙駅から温泉までの距離は、約600m。
数字だけ見ると大したことないように思えるかもしれませんが、かなり急な登り坂を歩く必要があるため、体調とペースには気をつけて進んでください。
山道を歩くこと、約20分…
黒薙温泉に到着です。
黒薙温泉は1645年、江戸幕府3代将軍 家光のころに現在の黒部市音沢村の村人によって発見されたと言われています。しかし、藩境に近かったことから加賀藩により開湯を許されず、正式に開湯されたのは1868年。それ以前は、深山幽谷の「隠れ湯」として利用されていたんだとか。
野趣あふれる河原に隣接したの大露天風呂
野趣あふれる秘湯の醍醐味を感じることができるのが、大露天風呂の「源泉(いずみ)」。
黒薙川の河原に隣接し、広さは28畳敷に相当。
温泉のまわりや浴底には黒部川の天然石が敷き詰められていて、ゴツゴツした岩と透き通ったブルーの湯は、黒部峡谷の雄大さを満喫できます。
見上げれば、新緑のまぶしい黒部の山々を360度楽しむことができ、天気がよければ、満天の星空を眺めることもできる別天地。
「源泉」は混浴ですが、水着、バスタオルの着用が可能で、女性専用の時間も設けられています。また、女性専用露天風呂「天女の湯」もあります。
湯温は41℃前後で無色透明、やわらかな肌触り。ほのかな硫黄臭がしますが、温泉成分の中には含まれていません。
宇奈月温泉街へと湯を送る専用のパイプを見ることもできます。
噴泉の見学ツアーも
不定期で、一般の人が普段は見ることができない噴泉を見る特別な見学ツアーが組まれることもあります。
2024年は5月から7月まで計3回の開催を予定。
毎分2000リットルもの豊富な温泉が、噴水のように高さ7、8mに噴き上がる様子は迫力満点。まるで大地の鼓動が聞こえてくるようです。
【トロッコ電車で行く黒薙温泉満喫噴泉見学ツアー】※要予約
開催日 2024年5月26日(日)、6月16日(日)、7月7日(日)
料 金 おとな 8000円、こども(小学生) 7000円
内 容
① 富山名産品『ます寿司』づくりを体験
② 黒部峡谷についてガイドから説明
③ 黒薙温泉について黒部観光開発 所長から説明
④ トロッコ電車で黒薙駅へ。歩いてしか行けない黒薙温泉へ
⑤ 温泉を使って『温泉たまご』づくり体験
⑥ 迫力満点の噴泉見学
⑦ 昼食の山菜定食に舌鼓
⑧ 28畳敷相当の大露天風呂(混浴水着着用可)や女性専用露天風呂で入浴
(入浴料は別途900円必要です)
詳しくは黒部峡谷鉄道のホームページで確認してください。
「トロッコ電車で行く黒薙温泉満喫噴泉見学ツアー」
https://www.kurotetu.co.jp/news-detail/?post=456
出典:KNBテレビ「いっちゃん☆KNB」
2024年5月7日放送
記事編集:nan-nan編集部



