富山のご当地ラーメンと言えば「富山ブラック」。
戦後の復興期に肉体労働者が白いごはんと一緒に“おかず”として食べて、エネルギーと塩分を補ったというラーメンで、濃厚で塩気の強い醤油ダレや食べごたえがある太麺とチャーシュー、粗く切ったネギにたっぷりかかった黒コショウが特徴。ひと口目からパンチが効いていて、尖った味が特徴です。
一方で、味のインパクト、中毒性、ガッツリな食べごたえとボリュームが人気のラーメンの代表格と言えば、「二郎系」。
たっぷり盛られたヤサイとニンニクにもっちり極太麺、塊のようなチャーシューと背油たっぷりの醤油スープで、若者や体育会系の男性を中心に多くのファンを虜にしていて、インスパイア系のラーメン店も全国各地に数多く存在します。
そんなラーメンファンに人気のふたつのラーメンがタッグを組んだ最強のラーメンが誕生しました。
その名も、「ガッツリブラック」。
富山駅の交差点目の前の人気店「ガッツリ!えびすこ」
「ガッツリブラック」を食べられるのは、富山駅前の交差点の角にあるパティオさくらの2階。窓に連なる提灯と黄色地に黒の文字が印象的な人気ラーメン店「ガッツリ!えびすこ」です。
店内に入るとまず最初に目に飛び込んでくるのが、壁に掛けられた店主・小路 晃さんの決意文。
ご存じの方も多いでしょう。
小路さんは富山県魚津市出身で、“ミスターPRIDE”としても知られる総合格闘家。
引退後の2011年に「つけめん えびすこ」を富山市でオープンしました。
「リングの上では十分闘ったので、第2の人生は恩返しの人生にしたいという気持ち。富山の人に僕の好きなラーメンをお腹いっぱい食べてもらいたいです」(小路さん)
「ガッツリ!えびすこ」は、そんな小路さんが現在展開する3店舗のうちのひとつ。とんこつラーメンやつけめんが特色の他店舗に比べて、文字通り「ガッツリ!」をコンセプトにしたボリューミーなメニューと元気な接客が売りの人気店です。
富山の玄関口で味わえるガッツリ系「富山ブラック」
富山の玄関口となる富山駅前に店を構えるだけあって、訪れる国内外の観光客も多数。そんなわけで、目玉となるメニューのひとつに擁するのがブラックラーメン。
写真を見て「えっ、これ、えびすこのブラックラーメン?」と思った方は、通。
実は、「ガッツリ!えびすこ」は2024年3月にメニューを全面的にリニューアル。スープやチャーシューがちょっと変わったのです。
真っ黒なスープは、複数の濃口醤油をブレンドして煮込んだチャーシューの煮汁と鶏ガラスープで仕上げています。伝統的な富山ブラックよりも塩辛さはやわらげられていて、角がとれた醤油ダレのパンチとスープのうまみを両方味わうことができます。
チャーシューは、従来のものよりも大きく、厚みあるものに変わりました。丼の半分を埋め尽くすチャーシューは食べごたえが抜群で、とろけるような脂の甘さが濃厚な醤油スープによく合います。
合わせる麺は、もっちもちの極太麺。
見た目は二郎系のワシワシ麺にも近いですが、食べやすさと食感を重視して独自に配合を調整した特製麺です。
富山ブラックの特徴であるブラックペッパーやザクザクのネギ、太メンマもしっかり存在感を放っていて、いいアクセントに。甘みと風味を増してくれる天かすも効いています。
富山ブラック×二郎系のタッグが生んだ新たなスター
そして、いよいよこちらが待望の新メニュー。
富山ブラックのスープにヤサイがたっぷりのった「ガッツリブラック」です。
スープと麺はブラックラーメンと同じものを使用しつつ、ニンニクとヤサイ、背脂をたっぷりと盛っています。すべて無料で増量することができて、マシマシにするとモヤシはなんと800g! スーパーなどで販売されている一般的なモヤシは1袋200gなので、4袋分のモヤシが山のようにそびえることになります。
「富山の象徴 立山をイメージして盛り付けています」と、「ガッツリ!えびすこ」の店長、坂本祐介さん。
チャーシューや背脂、天かすやネギが積み重なる様子は、もはや地層です。
さらに、これでも足りないという人は、モヤシを無料で追加することもOK。笑っちゃうくらいの量ですが、ペロリと平らげていく人も少なくないんだとか。
相撲用語で「大食漢」を意味する「えびすこ」の店名の通り、味もボリュームも見た目のインパクトも申し分ないラーメンです。
つけ麺も富山ブラック味に変化
つけ麺のつけ汁も、2024年3月から富山ブラック味に変わりました。
つけ汁なので、ラーメンスープよりもさらに塩気を強く仕上げていますが、店内にはスープ割り用のだしが常備されているので、自分好みの味に薄めて、スープのうま味を堪能することができます。
これまで以上にガッツリ!度を増した「ガッツリ!えびすこ」。
ちょっとやそっとのラーメンじゃ物足りないってラーメンファンの方は、その超ド級のラーメンが放つパンチに打たれてみてください。
記事編集:nan-nan編集部



