富山県射水市の内川エリアは、新湊漁港からほど近く、おだやかな運河とまちが馴染む風景から「日本のベニス」とも呼ばれる風光明媚な港町です。
そんな内川と富山湾が出会う湊橋、その向かい側に鮮魚と干物を扱う店「IMATO(イマト)」があります。
富山でも有数の漁港・新湊の魚介を扱う鮮魚店
魚のさばき方や漁師の知恵が生きた料理を学べる教室も
「IMATO」の自慢はもちろん、富山県内でも有数の漁獲量を誇る新湊漁港で水揚げされた新鮮な魚たち。
鮮魚だけでなく、ひと手間加えた干物や昆布〆などの加工品を販売しています。
が、もうひとつの特色は、魚のさばき方教室。
近所の客らから聞いた「子供に魚を食べさせたいけど、さばき方がわからない」という声を受けて、さばき方や魚料理を教え始めたんだとか。
確かに切り身になった魚がパック詰めでスーパーに並ぶのが当たり前の現代、なかなか自分で魚をさばくことなんてなくなりました。でも、自分で魚をさばけるスキルがあると便利だし、オトク、何よりかっこいいですよね!
「IMATO」では、地元の料理人から教わることもできるそうですが、今回は店の代表であり、漁師歴30年のキャリアを持つ東海勝久さんに教えてもらいました。
教え方には「きびしめコース」と「やさしめコース」があって、どちらを選ぶかによって魚も変わるそう。
初心者だし、怖いのは嫌だし…ということで、「やさしめコース」を体験してみました。
レベルに合わせて魚のさばき方をやさしく手ほどき
今回の魚はクロダイ。
うろこ取りなどの下処理は東海さんにお任せで、「あとはさばくだけ」のところからスタートです。
「魚の片面、反対側、この間に骨が入っているので、3つにわけましょう。骨を感じながらスーッと」
「包丁をそ~っと引いていったら、プップップッと当たりますよね? そのまま骨に包丁を沿わせながら、身をどんどん切っていきます」
穏やかな口調で丁寧に教えてもらうと、自分でもやれそうな気がする。
お手本を見せてもらいながら、Let's 魚さばき♪
まずは魚を寝かせ、背びれのあたりに包丁の先を入れ、スーッと引いていきます。
すると、骨に当たってプツップツッと軽い手応えが。その感覚を感じながら、骨に沿って包丁を滑らせるように身を切っていきます。
スッと魚の身が骨から外れました!
片面が終わったら、もう一方のほうも同じように包丁を入れて身を骨から外していきます。
フライとかでよく見る形! これが、3枚おろしってやつですね。
「綺麗で~す。すばらしい~!」と東海さんからもお褒めの言葉。
…よく見ると骨に身が残っていて不格好ですが、やさしいコースなので細かいことには目をつぶってくれます。褒められて伸びるタイプにはうれしいですね。
さばいた魚はその場で食べることもできます。
生のままでももちろんおいしいのですが、皮つきのまま豪快に炙るのが東海さん流!
おすすめは、醤油ではなく、塩かポン酢だそう。
塩で食べてみると…
噛むとバーン!と跳ね返すくらいの弾力!
プリップリに締まったクロダイの身は、新鮮だからこそのおいしさです。
炙った皮は香ばしく、身は甘い…まさに絶品です。
塩は富山湾の深層水から作った天日塩だそうで、やさしい塩味で魚のうま味を引き出しています。
富山湾の新鮮な魚、自分でさばくとおいしさもひとしおです。
「これからもぜひ続けてください」とやさしいモードの東海さん。
魚のさばき方を学びたい!という人にはもちろん、親子でのクッキングや料理の腕をレベルアップしたいなんて要望にも気さくに応えてくれそうなオススメの店です。
出典:KNBテレビ「いっちゃん☆KNB」
2024年2月7日放送
記事編集:nan-nan編集部



