「ドミニカっていう豆がしっかり主張していて、カリブ海を感じられる陽気で楽しくなるブレンドです。酸味はなく、フルーティで飲みやすいですよ」
自ら焙煎・ブレンドした「カリビアンブレンド」について教えてくれるのは、富山県射水市にある「あえる珈琲」の店主 坂元千津子さん。
毎朝コーヒーの香りが漂う家で育った坂元さんが「自家焙煎したおいしいコーヒーを死ぬまで飲みたい」と、念願だったコーヒー店をオープンしたのは2022年。
和室だった部屋をリノベーションした店内は木のぬくもりが感じられ、落ち着いた雰囲気の中に深みあるコーヒーの香りが漂っています。
世界各国から気になる生豆を取り寄せ、店の一角で焙煎して納得のいく味わいを楽しむという坂元さん。
店頭には20種類以上のコーヒー豆が並んでいて、ウイスキー樽で寝かせ香りを移した「ベトナム バレルエイジド カウダット」や、世界最高峰と言われるレモンティのような風味が特徴の「パナマ・ゲイシャ」など、普段なかなか味わうことができないものも。
希少なコーヒー豆のほかに、最近需要が増しているというカフェインレスの豆も揃えています。
コーヒーに詳しくない人には、苦みや酸味、コク、風味など、好みを伝えれば坂元さんが詳しく丁寧に教えてくれます。
オススメは4種の豆を使用した「あえるブレンド」
その場で挽いたドリップコーヒーのテイクアウトもOK
そんな多種多様なコーヒー豆が揃う中、初めての人にもオススメしたいのは、店名を冠した坂元さんこだわりの「あえるブレンド」。
コロンビア・ブラジル・インドネシア中煎・インドネシア深煎の4種をブレンドしたもので、酸味はほとんど感じさせず、マンデリンの深いコクがクセになる味わいを楽しめます。
店頭では、気になる豆をその場で挽いてドリップしてもらい、テイクアウトすることもできます。
こだわりのブレンドがたっぷり入って300円(税込)。コーヒーに合うスイーツも扱っているので、コーヒー好きにはほっとできるひと時となりそう。
チョコレートの香り漂う珈琲「ショコラブレンド」
全部で5種類ある「あえる珈琲」のブレンド豆。なかにはチョコレートの香りを楽しめるコーヒーもあります。
「このショコラブレンドは酸味と苦みを極力抑えたコーヒーで、3種類の生豆をブレンドしてから焙煎しているので、味にまとまりもあります」(坂元さん)
チョコレートの香り?と半信半疑で飲んでみると…
確かにチョコレートのまったりと甘い香りが口から鼻へと抜けていきます。
豆の特徴を味わいやすいシングルやストレート(同じ農園や生産地だけの豆)はもちろん、焙煎やブレンドによって変化する味わいを楽しむのも、奥深いコーヒーの醍醐味のひとつです。
「世界各地から届いたコーヒー豆は、富山の空気や水に触れ、内側から化学反応が始まります。それを自家焙煎したとき、ブレンドしたときに出会える味わいは一期一会でもあり、ワクワクします」(坂元さん)
「店名の“あえる珈琲”は、私が好きな“和える”という言葉からとりました。コーヒー豆を“交ぜる”のではなく、“和える”。ブレンドしてごちゃごちゃになっているように見えて、それぞれの豆が互いのいいところを引き出しておいしい1杯になるんです」(坂元さん)
店は射水市の大島絵本館や大島中央公園からすぐの場所。
散歩がてら、坂元さんが和えたブレンドコーヒーで気分転換なんてのもよさそうです。
参考:KNBテレビ「いっちゃん☆KNB」
2024年1月17日放送
記事編集:nan-nan編集部



