※カニの入荷は基本的にシーズン中の金曜日ですが、天候によって漁に出られない場合やB級がない場合もあります。
日本海の冬の味覚を代表するカニ。
ゆでてそのまま食べたり、鍋や釜飯の具材にしたりと人気のカニですが、富山県滑川にはそんなカニを激安で買えるスーパーがあります。
それが、県内でも有数の漁港・滑川漁港から約3kmの場所にある「スーパーしまかわ」。
この地で商売を始めて100年以上。
地域住民に愛される老舗商店のスーパーマーケットです。
店頭には…
ありました!
「富山B級 滑川紅ズワイかに200円より」の看板。
B級とは言え、200円とはいったい…。
B級ベニズワイガニが1杯200円から!
足が取れていても、味はまったく問題なし
早速、お目当ての売り場をのぞいてみると、B級カニの山がありました。
山積みになっているのは、茹でたベニズワイガニ。
足が取れているものもありますが、見た目はまったく遜色のない立派なカニです。
「滑川はカニとエビが自慢なの! カニの漁場が近いから、帰ってきたらすぐに茹でて、市場に並ぶ。とにかく新鮮なうちに冷凍せずに茹でとるから、うまいぞー」
威勢よい口調で教えてくれるのは、店の代表、嶋川守さん。
仲買人でもあるため、どこよりも鮮度が高く、安くカニを仕入れることができます。
店頭に並んでいるB級カニは、200円の山だけでなく、300円、500円とバリエーションがあり、足がそろったものや大きなものも。
値段の違いは…
「つぶれてないか、身がつまっとるか、足が取れてないか…。ちなみに、B級品は試食できるよ」と、嶋川さん。
なんと、試食もOK!
地元の常連客は試食などしないで次々に買っていきますが、中には県外からわざわざ訪れる客もいて、嶋川さんが試食を勧めます。
そのやり取りを見ていると…
お客さん「お~!結構すごい(身が)入ってる!」
嶋川さん「今、食べていただいたのは、200円のカニだから!」
お客さん「えっ、ウソ!? えー、十分!十分!!」
200円のB級カニなら、10杯買っても2000円。
味はまったく変わらないので、見た目を気にしない人ならば、大量に買うとそれだけオトクです。
気になる激安の理由は…
それにしても、ふつうではありえない安さ。
いくら代表が仲買人だからって、不思議ですよね?
その理由はーー
「足が取れとったり、つぶれとったりして、市場には出せないカニがたくさん揚がる日もあって。どうする?ってなった時に、高校生が缶詰にしたり、店頭に並べてみたりしたの。そしたら、大盛況で…見た目は悪いけど、水揚げしたあと、冷凍せずにすぐに茹でとるからおいしいの。冷凍したら、水分も甘みも飛んでしまうからね」
と、嶋川さんが教えてくれました。
「まぁ、利益はあんまりないですけどね。でも、これで儲けようとは思っとらんから。お客さんに喜んでもらえばそれでいいから」(嶋川さん)
高校生からも慕われる店主の人柄とサービス精神
地域から愛される老舗スーパー
そんなサービス精神あふれる嶋川さんは72歳ながら、店を訪れる女子高校生たちからは「お兄さん」と親しみを込めて呼ばれています。
奥さんの京子さんがいつもレジでちょっとオマケしてくれるのも、「スーパーしまかわ」の名物。
地元の人はもちろん、すぐ隣にある高校の生徒やその卒業生が「ただいま~!」とやってくることも。
地元の人から愛される地域密着型スーパーだからこその、オトクなベニズワイガニ情報でした。
参考:KNBテレビ「ワンエフ」
2023年3月24日放送
編集記事:nan-nan編集部



