8月は後半、あっと言う間に夏休みも終盤に突入してますが、「まだ自由研究が終わってない!」と焦っている家庭はありませんか?
切羽詰まっているからと言って、適当に済ませてしまうのは禁物!
できることならきちんと勉強になって、子供が達成感を味わえる。さらに、なるべくお金をかけずに、家計にも助かれば…なんてのは親のワガママでしょうか。
いいえ、そんな夢のような自由研究のテーマがあるんです!
それが「野菜の再生栽培」です。
再生栽培とは?
再生栽培とは、食べたあとの野菜や果物のヘタ・芯などから残りの部分を育てること。
一般的に知られている代表的なものだと、「豆苗」がそれ。
食べられる部分をカットし、根の部分を水につけておけば2~3度は収穫できます。これも再生栽培です。
すでに日常的に実践してる家庭もあるかもしれませんが、野菜が成長する様子を観察したり、栽培条件を変えて比較したりするだけで、立派な自由研究になります。
し・か・も
育てた野菜は食べられるので、家計にもうれしいですね。
用意するもの
今回は「なるべくお金をかけない」をテーマにしようと、100円ショップで使えそうなものを揃えました。
もちろん、家庭にあるものを利用しても問題ありません。
<用意するもの>
ネギ 1束
土 …100円均一ショップのものでOK
自宅に花壇や畑があれば、その土を使っても◎
容器…使用済みのペットボトル、牛乳パック、植木鉢など
肥料…100円均一ショップのものでOK
<あると便利>
ハサミ
キリ
ビニールテープ
再生栽培はいろんな野菜で試すことができますが…
残り1~2週間、今から始めるなら成長のスピードが速く、生命力も強い「ネギ」がオススメです。
ネギは屋外で育てても虫がつきにくく、何度も収穫できるのもうれしいポイント。
ネギはいろんな料理の薬味などで何かと使いますし、余ればカットして冷凍できるので、家計負担の視点からもよさそうです。
手順
①ネギを食べる
再生する野菜を食べましょう。
ネギなら根っこの部分から5センチほど残しておけばOKです。
写真は失敗を恐れてかなり長めに残してカットしてありますが、もっとバッサリいっても大丈夫らしいです。
②容器を準備
次に栽培用の容器を準備しますが、ある程度の深さがあれば何でもOK!
今回は
- ペットボトル
- 牛乳パック
- 100円均一ショップの植木鉢
の3種類を用意しました。
ペットボトルは半分ほどにカット。
切り口はギザギザして危ないので、ビニールテープなどを巻いておくと子供でも安心して扱えます。
底の部分には、キリやハサミなどで水はけ用の穴をいくつかあけましょう。
※カッターやハサミを使います。ケガをしないよう注意し、大人が見守ってください。特に、ペットボトルの底は固いので、大人が助けてあげてもいいですね。
牛乳パックの場合も半分ほどにカットして、底の部分に穴をあけます。
ミニ植木鉢は100円均一ショップのプラスチック製のもの。
こちらは、以前に使用したものがあったので、よく洗って再利用します。
③植え付け
容器に土を入れます。
今回は100円均一ショップで買った1袋2リットル入りの土を使用してみましたが…ペットボトル、牛乳パック、植木鉢と3つの容器に入れてもまだ余りました。
コスパがすごい。
次に、土に肥料を少し混ぜ込んでおきます。
(写真の量はちょっと多いかも…)
肥料も100円均一ショップやホームセンターで購入できる一般的なものでOKです。
土ができあがったら、ネギを数本束にしてギュッギュと押し込んで、水をたっぷりあげたら完成。
同じ場所に置いて、容器の違いによって成長に差が出るか見守っていきましょう!
観察日記
1日目
今回は建物の南側のベランダ、朝だけ日が当たる場所に並べて置いてみました。
水は土の表面が乾いたら、たっぷりと与えるようにします。
5日後
めちゃめちゃ伸びてます。
(よい子のみなさんは、5日も放置せずに、ちゃんと1日ごとに観察してくださいね)
比べてみると…ペットボトルのほうが成長が早そうですね。
8日後
さらに伸びました。
やはりペットボトルのものが伸びがいいようです。
もう収穫してもいいくらいに成長していますね。
11日後
明らかに成長に差が出てきました。
ペットボトル、牛乳パック、植木鉢の順に伸びがよさそうです。
同じタイミングで同じ土を使って植えたのに、どうして成長に差があるのでしょう…容器の性質でしょうか? それとも土の量が多いから?
って、こんなふうに観察を続けて、気づいたこと・疑問に思ったことを調べてみると、ただ食べた後のネギの根っこを植えただけなのに、なんだか自由研究っぽくなってきましたよ!
nan-nan編集部オススメの観察・比較ポイント
これから始めるという場合、ことしはもう時間がないので成長の様子を観察して、再生した野菜を食べるくらいしかできないかもしれません。
でも、この成長の差…ちょっと気になりませんか?
なぜ成長速度に差が出たのか?
どうすれば一番早く・効率的に収穫できるのか?
いろいろと実験・比較してみるとさらに内容の濃い研究になります。
余裕のある人や来年やってみようという人は、次のような点を比べてみるのはどうでしょう。
①容器を変えてみる
今回は3つの容器で試しましたが、他にもカップラーメンの空き容器、陶器の植木鉢など、いろんな素材で試してみると違いが出るかもしれません。
その際に気をつける点として、土・肥料の量や水やりの頻度など、容器以外の条件はなるべく同じになるよう揃えましょう。
②土の量を変える
1種類の容器だけにして、土の量が多い/少ないものを何種類か準備し、比較してもよいですね。
③土の種類を変える
今回は2リットル100円の土で育てましたが、ほかの土では違いが出るでしょうか。畑の土や庭の土、砂など、いろんなところで土を採取し、比べてみるのもよさそうです(※自身が所有していない土地の土は勝手に採取してはいけません。採取する場合は、必ず所有者の許可を得ましょう)。
100円均一ショップやホームセンターにも、野菜の栽培用や観葉植物用など、いくつかの種類の土があるので、比べてみることができます。
④肥料の有り/無しを比べてみる
今回は100円均一ショップで買った肥料を植え付けの際に使いました。
肥料をまったく使わない場合はどうなるでしょうか。また、肥料をあげる頻度を多くしてみると、どうなるでしょうか。
⑤日当たりを変える
今回は朝だけ日が当たる場所に3つの容器を置きました。
1日中ずっと日が当たり続ける場所や午後だけ日が当たる場所、1日中ずっと日が当たらない陰の場所…それぞれどんな違いが出るでしょうか。
などなど…
条件を変えていろいろ比較してみてください。
事前に予想してみて、実際に育てた結果と違ったかどうかを体験することや、1度育ててみた結果をもとに「今度はここを変えてみよう!」と考えることで、研究内容がどんどん深まっていきます。
さて、成長したネギは、もちろんおいしくいただけます。
基本的にネギは放置しておいても、たまに水をあげるだけでぐんぐん伸びてくれます。しばらくはネギを買わずに済むので、本当にオトクなんですよ~!
ということで、家計に優しくコスパのよい自由研究、再生栽培編でした。
記事編集:nan-nan編集部



