立山町の中心街となる富山地方鉄道 五百石駅の近くで1958(昭和33)年に創業、以来、地元の客に愛されてきた「渡辺焼きそば店」。
惜しまれながら一旦店を閉めましたが、2023年7月、新たに店長となった深川潤子さんの元でリニューアルオープンしました。
以前から飲食店に興味があり、縁あって店を引き継ぐことになったという深川さん。
先代店主の渡辺夫妻からは、焼きそばの焼き方や味付け、ソースなどはもちろん、長年使い続けてきた鉄板も受け継ぎました。
店名は、アルファベット表記の「WATANABE」に。
先代店主が築き上げた老舗の味や評判を受け継ぎつつ、深川さんなりの新しいカラーを出していきたいという想いがにじみます。
看板メニューの焼きそばミックスです。
もちもちの麺は焼き目がついて香ばしく、味の決め手となるソースがよく絡みます。
この先代の渡辺夫妻から引き継いだソースは、深川さんによれば、富山の他の店ではおそらく使っていないという特徴的なもの。
甘みある脂たっぷりの豚肉とイカの旨味が加わって、オーソドックスながらどこか昔懐かしい味わいです。
焼きそばの他に、お好み焼きもあります。
豚・イカ・昆布焼きがそれぞれ750円(テイクアウトは730円、税込)。
トッピングには、エビやキムチ、チーズ、モチなどがあり、常連客もその日の気分に合わせて楽しむそうですよ。
新たな「WATANABE」の目玉へ
思わず顔がほころぶ懐かしの揚げパン
そして、これまでの「渡辺やきそば店」にはなかった深川店長こだわりメニューとなるのが、揚げパンです。
実は深川さんは、学校給食の調理員をしていたという経歴の持ち主。
給食メニューの中でも特に子供たちに大人気だったのが揚げパンで、その笑顔が忘れられないという深川さん。
飲食店の開業を志すようになったのも、揚げたての揚げパンをもっと多くの人に食べてもらいたいという想いからでした。
きな粉をほどよくまぶしたアツアツの揚げパンは、確かに給食を思い出す素朴な味わいです。
一口サイズにカットされているので、口元や洋服を汚さずに食べやすいのもうれしいポイント。さらに、アイスクリームをトッピングすることも。
アツアツの揚げパンと冷た~いアイスを一緒に食べれば、「熱い」と「冷たい」が同時に口の中に訪れる新感覚のデザートです。
「WATANABE」は、長年続いた老舗ならではの昔懐かしい味わいやアットホームな雰囲気と、その中に新しい息吹が感じられる店です。
出典:KNBテレビ「いっちゃん☆KNB」
2023年8月9日放送
記事編集:nan-nan編集部



