夏バテや疲れが溜まった時の滋養強壮にいいとされる、うなぎ。
2023年の土用の丑は7月30日ですが、そうじゃなくても無性に食べたくなる時がありますよね。
今回は、富山駅から徒歩圏内の富山市千歳町に2023年6月にオープンした鰻料理専門店「うな雪」を紹介します。
オープンしたばかりの店内はナチュラルな内装でそろえられていて、テーブル席なんかはカフェと言われても違和感ないほどオシャレ。
うなぎ料理の専門店と聞くと、ちょっと身構えちゃいますが、女性ひとりでも気軽に入れそうな清潔感ある雰囲気です。
ただ、カフェと違うのは香ばしいかおり。
中に入ると、うなぎのタレが焼けたおいしそうなかおりが漂ってきて…俄然、お腹が減ってきます。
うな重とひつまぶしでさばき方と焼き方を使い分けるのが職人のこだわり
ところで、
うなぎのかば焼きって、関東と関西で違いがあるってご存知ですか?
武家の文化が強い関東では、切腹のイメージを避けて背開きにし、白焼きを蒸してからタレをつけて焼き上げます。そのため、ふっくらと柔らかいのが特徴です。
一方で、商人の文化が強い関西や名古屋では、腹を割って話すのが好印象というイメージから腹開き。蒸さずに生の状態からじっくり焼くことで、うなぎ本来のおいしさが味わえると言われます。
うなぎ好きの間でも、関東風と関西風で好みはわかれるところです。
関東と関西の食文化がちょうど県内でふたつにわかれるという富山、うなぎ専門店のうな雪はどちらの調理方法かと言うと…
うな重は関東風。
名古屋発祥のひつまぶしは関西風。
と、両方を使いわけているんだそう。
専門店ならではのこだわりですね。
今回の取材では、富山の店ではあまり提供されていない「ひつまぶし」をいただきました。
丸いおひつの蓋をあけると、香ばしいタレのかおりが一気におそいかかってきます。
うなぎは食べやすくカットされたものがぎっしりと一面に。
まずは、そのまま勢いよくほおばると、焼き加減が絶妙のふっくらしたうなぎで粒だったごはんをいくらでも食べられそうです。
せっかくのひつまぶしなので、次はだしをかけてお茶漬けに。
風味豊かなだしを吸って、また一段と深い味わいに変化します。
夜はコース料理でうなぎを堪能
夜はコース料理で、一品料理や串を味わえます。
和食店で鉄板焼きのチーフを任されるほどの板前経験を積んだ店主の吉森さんが、カウンター越しにその腕を披露してくれます。
客の目の前で焼いて仕上げるライブ感が好きだという吉森さん。
そんな店主との話を楽しみながら、焼き物が出てくるのを待つ時間も、料理の楽しみのひとつです。
- くりから
聞き馴染みがあまりないかもしれませんが、くりからとはうなぎの身の部分。不動明王の持っている倶利伽羅剣のように皮目がしましまに見えることからその名がついたそう。
- 肝焼き
肝好きにはたまらない肝焼き。吸い物とはまた違った弾力ある食感と苦みが絶品です。
さらに、暑い夏にぴったりな一品「うざく」。
きゅうりとうなぎを合えずに、わけた状態で出てきます。
目の前で土佐酢をかけて仕上げてくれる、そのライブ感がうな雪流。きゅうりの包丁技も美しく、手が込んでいます。
うざくや串ものが入った夜のコースは、うな重やう巻きなど全6品からの提供です。
贅沢にうなぎをコースで楽しむ…そんな夏があってもいいですよね。
※2023年の土用の丑の日となる7月30日(日)は、うな雪は定休日ですが、予約すれば鰻重などをテイクアウトできるそうです。
出典:KNBテレビ「いっちゃん☆KNB」
2023年7月13日放送
記事編集:nan-nan編集部



