宇奈月は日本のザルツブルグ
モーツァルトの調べが似合う自然豊かなまち
開湯100周年を迎えた宇奈月温泉。
街の中を流れる清らかな川の水音が美しい山々にこだまする景観は、偉大な作曲家・モーツァルトの生誕地であるオーストリア ザルツブルグに似ていると言われています。
そのため、地元の有志たちが「日本のザルツブルグ」として盛り上げようと、プロやアマチュアの音楽家を招いて温泉街の至るところでモーツァルトの楽曲を演奏する音楽祭を企画したりしています。
そんな宇奈月温泉街の中心部に、自他ともに認めるモーツァルトファンのマスターが営む喫茶店、その名も「モーツァルト」があります。
店内に入ると、流れているのはもちろんモーツァルトの楽曲。
その魅力を尋ねると「すべててにおいて美しく、優しい。力強さの中にある美しさと優しさに癒されるんです」と、マスターの能勢さん。
モーツァルトの音楽を聴きながら味わうコーヒーは、環境省の名水百選にも選ばれている黒部の名水でマスターがゆっくりとハンドドリップしたもの。
地元住民から愛されるブレンドコーヒーは、流行りのシアトル系エスプレッソなどとは異なりますが、ほっと落ち着くアロマと味で気分を落ち着かせてくれます。そうそう、気さくなマスターとの会話もモーツァルトでコーヒーを味わう楽しみのひとつです。
常連客にはボリュームあるモーニングやフルーツをたくさん使ったスイーツも人気なんですよ!
そして、この店のもうひとつの名物が、「出世席」。
モーツァルトを訪れ、ある席に座ると、その後、活躍する人が多いことから、出世席と呼ばれるようになりました。
富山県出身の俳優・室井滋さんや映画監督・本木克英さん、音楽関係ではソプラノ歌手の鮫島有美子さんや「千の風になって」でブレイクしたテノール歌手の秋川雅史さん、ギタリストの村治佳織さんらが、若かりし頃に訪れて出世席に座っていたそうですよ。
開湯100周年の2023年は、モーツァルトの楽曲を楽しむ「湯の街ふれあい音楽祭モーツァルト@宇奈月」が9月に開催予定となっています。
喫茶店「モーツァルト」のマスター、能勢さんもお世話に走り回る日々。
「宇奈月がもっと人の出会う交差点のような街になってくれれば」とマスター。
温泉街に流れるモーツァルトの美しい調べに、ぜひみなさんも耳を傾けてみてください。
記事編集:nan-nan編集部



