いつもは閉ざされているダムの内部へ…
ダムマニアでなくても興奮の見学ツアー
富山の夏の観光地と言えば…黒部ダムを思い浮かべる方も多いでしょう。青々とした森林と静かなダム湖を見ていると、豊かな大自然とそれに挑んできた先人たちの知恵や熱意に心を打たれますが、山に三方を囲まれた富山県には黒部ダムをはじめ、80近くのダムがあります。
そのひとつが、黒部ダムの下流にある宇奈月ダムです。
洪水を防ぐ役割と水道水や発電の水利用に生かすための多目的ダムで、黒部峡谷鉄道のトロッコ電車から雄大なダム湖が望めることでも有名ですね。
そんな宇奈月ダムで、コロナ禍前に人気を集めていた「監査廊」を見学できるツアーが2023年5月から復活します。
「監査廊」という言葉を初めて聞く人のために説明すると…
監査廊とはダムの内部に備えられた管理用の通路のこと。検査や点検、測定などの監査の際に使われることから監査廊と呼ばれていて、もちろん普段は関係者以外は立ち入り禁止です。
そんなダムの内部をスペシャリスト(ダムを管理している作業員さん)が案内してくれ、しかも参加費や事前の予約が不要で誰でも参加できるというから、人気を集めるのも当然ですよね。
ツアーは午前10時のスタート。
宇奈月ダムのエレベーターに乗って、約50m下にある監査廊へ向かいます。
薄暗い…かと思いきや、思っていたより明るいんですね。
見学者用にたくさんのパネルがかかっていて、ダムの仕組みや役割などについて詳しく書かれています。
ダムのスペシャリストの案内にしたがって、総延長およそ1kmに及ぶ監査廊を端から端まで横断します。監査廊は意外と広くて、それだけでダム全体の大きさを彷彿とさせてくれます。
監査廊の橋までたどり着くと、再びエレベーターにのってダムの上=天端(てんば)へ。
展望台からの眺めは、新緑の緑、雨が降ってなければ翠の湖面、そして緑に映える湖面橋の絶景を楽しめます。
湖面橋はダムの建設時に資材運搬用道路として架けられたもので、長さは186m。橋の周辺左岸にはとちの木が多数点在していて、樹齢3~400年ともいわれる大木が県の天然記念物に指定されています。
2023年5月28日を皮切りに復活する宇奈月ダムツアー。
所要時間は約1時間で、毎月第4日曜日の開催。今年度は11回を予定しています。
新緑の季節はもちろん、紅葉の秋や雪景色の冬もオススメですよ。
春夏秋冬の自然美を心行くまでご堪能下さい。
参加費無料、事前の予約も不要ですが、参加者が40人を超えた場合は待ち時間が発生するのでご注意下さい。
【宇奈月ダム】
住所:黒部市宇奈月町舟見明日音沢4-9
電話:0765‐62‐9071(黒部河川事務所 宇奈月ダム管理所)
- 宇奈月ダム
黒部川の宇奈月温泉中心街より約500m上流にあり、高さ97.0m、総貯水容量2,470万m3、有効貯水量1,270万m3の重力式コンクリートダム(2001年完成)
洪水を防ぎ、下流域の住民を水害から守るとともに、豊富な水を水道水や発電に生かす多目的ダムとして建設された。
宇奈月ダムツアー情報はこちら
https://www.kurobe-unazuki.jp/event/2023/05/10/7914/
記事編集:nan-nan編集部



