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開店から1時間で完売する“金”と“銀”のモンブラン【Pâtisserie CLOTHO】低温熟成の五郎島金時と8時間炊き上げの和栗ペーストは運命の味わい

#富山グルメ #スイーツ #富山市

味覚の秋、食欲の秋!

 

旬の食材を使ったグルメがおいしい季節ですが…

今回は、開店から1時間で売り切れてしまう超人気の秋スイーツをご紹介します。

富山市大泉にある、Pâtisserie CLOTHO(パティスリー クロト)。

 

開店30分前に駐車場が開くと次々と車が入庫し、あっという間に店の前に行列ができる人気店です。

大きなショーウインドウの中には、旬のフルーツを使ったスイーツがズラリ。多い時には、50種類以上ものケーキやプリン、焼き菓子などが並びます。

中でも、行列に並んだ客のお目当ては…

 

こちら!

こんもりとしたフォルムがかわいい2種類のモンブランです。

 

その名も、「金のモンブラン」と「銀のモンブラン」。

名前に違わない味が多くの人を魅了し、開店から1時間で合わせて300個が完売するという人気ぶりです。

よりすぐりの五郎島金時を低温熟成!
【金のモンブラン】

金のモンブラン
金のモンブラン
  • 金のモンブラン

石川県金沢市のご当地野菜「加賀野菜」として知られるブランドいも「五郎島金時」。強い甘みが特徴ですが、CLOTHOでは五郎島金時の中でもさらによりすぐりのさつまいもで作った自家製ペーストをたっぷりと使用しています。

 

と、こう聞くと「えっ、モンブランなのに栗じゃなくてさつまいも!?」と思った人もいますよね。

 

実は、モンブランは、フランスとイタリアの国境に位置する標高4810mの山「Mont Blanc(モンブラン。フランス語で「白い山」)」の形に似せて作ったお菓子全般を呼ぶそう。

というわけで、最近は栗だけでなく、さつまいもや抹茶、チョコレートなどの種類もどんどん増えているんですよ。

金のモンブラン
金のモンブラン

「金のモンブラン」は、一晩かけて焼き上げたサクサクのメレンゲに北海道のフレッシュ生クリームをこんもりと山のように盛り付け、その上から、五郎島金時のペーストをタテに、ヨコに、たっぷりと絞り、形を安定させるため瞬間冷凍で全体を絞めます。

和栗を8時間かけて炊き上げたマロンペースト
【銀のモンブラン】

  • 銀のモンブラン

もう一方の「銀のモンブラン」は、栗のペーストを使用したモンブラン。

 

全国各地から旬の和栗を生の状態で仕入れ、一つひとつ手作業で皮を剥き、炊き上げるのですが…

その時間は、なんと8時間!

生の和栗は、味も品質も同じものがひとつとしてないため、日々その味を確かめながら納得いくマロンペーストに完成させていくんだそう。

 

「素材同士の相性、味わいのバランスは生涯をかけて挑戦し続ける課題です」と、オーナーシェフでパティシエの森田亮さん。

モンブランのベースとなっているメレンゲと生クリームは「金のモンブラン」と一緒ですが、和栗ペーストでは口に広がる甘みや味わい、香りがまったく違います。

銀のモンブラン
銀のモンブラン

最高を超えていきたい!お客さんの笑顔のために…

「店名の“クロト”は、人と人との運命(人生)の糸を紡ぐギリシャ神話の女神“CLOTHO”からとりました。お客さん一人ひとりにとって、交流と親善のパティスリーになりたいですね」と、森田さん。

 

五郎島金時も和栗も最高級のものを仕入れ、低温熟成庫で熟成。

仕入れから切る・剥く・ペースト・貯蔵までの酸化をできるだけ抑えるオリジナルの製法を編み出し、細心の注意と最大の熱量で作られます。

 

「去年の最高を超えていきたい」。

そんな想いで、森田さんは毎朝2時に起床し、仕込みを始めます。

 

丁寧な手仕事が光る「金のモンブラン」と「銀のモンブラン」。

食べ比べしてみるのも、面白いかもしれませんね。

 

※モンブランの販売は、例年11月中旬ごろまでとなります。

【店舗情報】Pâtisserie CLOTHO(パティスリー クロト)

住所 富山県富山市大泉町2丁目6-22 

営業 10:00~18:00 日曜10:00~17:00

電話 076-413-3050

定休 月曜、火曜

 

記事編集:nan-nan編集部

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