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新築・ベタ基礎でも油断禁物!?【シロアリから大切な家を守る】ために知っておきたい7つのこと

シロアリ対策をするなら春から夏にかけて!
大切な家を守るために傾向と対策を知ろう

住宅に大きなダメージを与えるシロアリ。

早めの発見と早めの駆除が大鉄則ですが、ふだんは床下などに潜んでいるため、なかなか見つけるのが難しいですよね。

 

実はシロアリの羽アリが巣から飛び立つのが春から夏にかけて。活発に活動するため、逆に見つけやすいのもこの時期なのです。

 

「見つけた時点でもう手遅れ…」なんて事態を避けるためにも、シロアリの大量発生を防ぎ、大切な家を守るために知っておきたい7つのことをご紹介します。

シロアリはアリじゃない!? 実はゴキブリの仲間!

シロアリは、名前にこそ「アリ」とついてますが、実はアリではなくゴキブリの仲間。

 

見た目や生態がクロアリに似ていて、白や白黄の色をしているため「シロアリ」と名付けられましたが、近代的な種の概念にしたがって分類すると、ゴキブリに近いんだそうです。

 

そのため、クロアリがハチの仲間で食べカスなどをエサにするのに対して、シロアリは木材や断熱材をエサにします。だからこそ、住宅やその近くで繁殖してしまうと、建物自体に大きなダメージを与えるのです。

 

さらに、柱や断熱材を食べながら奥にまで入り込んでしまうため、一度発生してしまうと完全に駆除するのが大変です。

念入りに防御策を行い、早めの発見と駆除が大切です。

シロアリの活動期間は1年中!
でも、見つけやすいのは羽アリが発生する春から夏

シロアリにはさまざまな種類がありますが、日本に生息するシロアリは主に3種類に分けられます。イエシロアリとヤマトシロアリ、そして、外来種のアメリカカンザイシロアリで、富山県では、ヤマトシロアリの被害が多く見られます。

 

特に産卵時期が決まっているわけではなく、女王アリは地中で常に産卵を続けています。寒くなると活動がにぶくなりますが、真冬でも死ぬことはありません。特に最近の家は冬でも暖かく、シロアリにとっては快適空間。1年中、活動していると言ってもいいでしょう。

 

ただし、ヤマトシロアリの羽アリが発生する時期は、4~5月、イエシロアリは6~7月と言われています。

 

普段目にすることがないシロアリでも、羽アリは目撃しやすいため、シロアリの巣が近くにあるどうかをチェックするには、今の時期がチャンスなんです!

木材が大好きなシロアリは、コンクリートのわずかなすき間も見逃さない!

シロアリは木材を好んで食べるというイメージがありますよね。

確かにそれは間違いではありませんが、決して木材だけを食べるわけではなく、雑食というのが正しいようです。畳や段ボールまで食べると言われています。断熱材やコンクリートを食べることはありませんが、かみ砕くことができる強いあごをもっています。

 

繁殖したシロアリは、地中深くにトンネルを作ります。その際、住宅の基礎コンクリートのわずかなすき間などから床下に侵入することもあるとされています。

 

近年の高気密・高断熱住宅に多いベタ基礎の建物であれば侵入されにくいのは確かですが、劣化してひび割れたコンクリートのすき間や換気口から入り込んでくる可能性はゼロではありません。ご注意を。

新しい家でもシロアリに注意が必要!

一般的な住宅でもっとも多いのが木造住宅。そのため、建築基準法でも柱や土台に防蟻処理を行なわなければならないと義務付けられています。

 

ただ、だからと言って「新築だから安心!」と油断するのは禁物。

一般的に、新築物件に対して行われている防蟻処理の効き目は、建築してから5年程度と言われています。条件次第ではシロアリが発生することがあるため、床下をのぞいて、変な臭いがしないかなど定期的な検査や対策が必要です。

できるだけシロアリの侵入を防ぐための対策は?

外壁付近に植木鉢や木材は置かないで!

シロアリは木を好むため、家の周りに木材や新聞、古本などエサになりそうなものを置くことは絶対に避けましょう。

 

また、庭の植木鉢やプランター、家庭菜園の土の中に巣を作ることがあるため、花鉢なども外壁付近に置かないようにしましょう。

 

シロアリはジメジメとした場所を好む性質を持っているため、建物の周りに湿気がたまらないように注意しましょう。

 

  • 家の周りに木材や紙類を置かない
  • 植木鉢やプランターを外壁の近くに置かない
  • 通気口をふさがない
  • ウッドデッキや縁側の下に物を置かない
  • 壁面から少し離して家具を設置する

シロアリが住みつきにくい住環境を整えましょう!

ヤマトシロアリの羽アリは4~5月にかけて「群飛」といって、巣から飛び出し、ペアになって新しい巣を作ります。飛行距離は、種類や気象条件などによって変わりますが、数十メートルから数百メートルとも言われています。

 

近所の家を飛び立った羽アリが舞い降りてきて床下に棲みつく。なんてことのないように、家全体の風通しをよくし、シロアリが住みつきにくい住環境を整えましょう。

羽アリの羽を見つけたらどうする?

群飛が終わった羽アリは羽を落とします。

考えただけでなんだかゾッとしますが、逆に言えば、落ちた羽はシロアリが近くにいるサイン。

シロアリは放っておくと大切な家に深刻なダメージを与えるので、早急に駆除する必要があります。

羽アリの羽らしきものを見つけたら、近くに巣があるのでは?と疑って、床下などの疑わしい場所を点検しましょう

 

シロアリ駆除は自分でできる?

ホームセンターなどで薬剤が販売されているため、薬剤散布の作業などに慣れている場合は、自分で駆除できるケースもあります。

しかし、シロアリの種類や場所、発生している数など、被害の大きさによって適した駆除方法は異なります。間違った対策を行ってしまうとコロニーごと移動してしまい、さらに駆除が面倒になってしまうケースもあるようです。

 

慌てたり焦ったりする気持ちもわかりますが、シロアリによる侵食は1、2日で急に被害が進むものでもありません。

決して放置するのは禁物ですが、業者に依頼するかどうかを含め、まずは信頼できる業者をいくつかピックアップし、見積りを依頼してみましょう。

DIYにするか業者に頼むか、それから決めてみてもよいかもしれません。

記事編集:nan-nan編集部

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