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アナウンサーブログ

山の日を前に「剱岳」へ

プライベート 2020/08/10

360度視界がない剱岳の山頂で

8月10日の山の日を前に、じっとしていられませんでした。前日の9日、「剱岳」(2999m)の登山基地「馬場島」(740m)から早月尾根経由で「剱岳」(2999m)を日帰りピストン登山(同じコースで往復)してきました。予報は「雨」でしたが次第に回復する見込みだったため、単独行を決めました。当日は寝坊してしまい、馬場島スタートは予定より1時間遅れの午前7時前。山の日を含む3連休の中日でハイシーズンですが、駐車場はガラガラ。新型コロナウイルスの影響を感じざるを得ません。この時点で心配した雨は降っていませんでした。


神が宿っているような立山杉


ガスが迫る早月小屋


玄関や窓が閉じられ売店も休業


閑散とするテント場

序盤は、大きな幹回りと枝ぶりに畏敬の念すら感じる立山杉を見上げながら、急登で滝のような汗。湿度が高い。出発から2時間あまりで早月小屋(2224m)に到着。しかし、小屋は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今シーズンは休業しています。テント場にもずいぶん余裕がありました。


岩に打ち込まれた足場


濡れた鎖はとにかく滑りやすい


「カニのハサミ」を通過する男性3人組


知り合いのランナーと遭遇

早月小屋からは、終始ガスがかかっていて時折雨もぱらつきます。西からの風が強く吹き上げ、稜線に出ると吹き飛ばされそうに。気温も低く、レインウエアを着込みます。危険な個所には足場や鎖が設置されていますが、雨に濡れていると滑りやすく神経を使います。早月尾根ルートの核心部分「カニのハサミ」は難なく通過。途中、ランニング仲間とも出会い互いに声をかけ合います。


4時間21分で山頂に到着


山頂到着時には登山者が誰もいない!

剱岳山頂(2999m)には午前11時すぎ、馬場島から4時間半以内に到着しました。標準的なコースタイム(9時間10分)の半分ほどですが、装備を必要最小限にした身軽なトレランスタイルですから。速い人は“サブ3"(3時間切り)で登頂するといいます。信じられません。
平野部で猛暑日(35℃以上)を記録したこの日、山頂は風が吹きすさび、体感的な気温は10度以下。自然と鼻水が垂れてきて、それが強風で飛ばされます。長く滞在することはできませんでした。


岩の上での滑落は致命傷につながると実感


箱庭のような花畑

帰路はゆっくり下山することを心がけました。それでも岩の上でスリップし、左ひざの横をすりむきました。大事には至りませんでしたが、登り以上に注意が必要だと実感します。ガスは終始晴れなかったため景色は望めず、足元の高山植物を愛でながら、往復約16km、8時間あまりで馬場島に戻りました。


「試練と憧れ」の石碑に「無事下山」を報告

この日も、東京都や神奈川県、奈良県、愛媛県など全国各地から登山者が訪れて、富山の山の魅力について話してくれました。しかし、その数は少なく、いつもの賑わいはありませんでした。寂しい限りです。1日も早く、多くの登山者が行き交う山の日常が戻ることを願ってやみません。


早月尾根ルートと別山尾根ルートの合流点にある道標
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