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アナウンサーブログ

称名滝⇔雄山をピストン

プライベート 2020/08/05

雄山山頂の峰本社から大汝山(3015m)を望む

「山の日」(8月10日)を前に、トレイルランニング仲間と「称名滝駐車場」(標高1000m)を出発し「八郎坂」を登り、立山黒部アルペンルートを経由して「雄山」(標高3003m)をピストン(同じコースで往復)してきました。往復約39km。1か月後(8月29日)に控えた「立山登山マラニック」のいい練習になりました。


「八郎坂」の登り口にある石碑


登山道上の倒木を縫うように(下山時に撮影)


立山黒部アルペンルートとの合流点
 
八郎坂は、2019年の大雨で登山道が崩れ通行できなくなっていましたが、2020年7月から復旧しました。それでも、倒木があったり新しいロープが張られていたりするなど、自然崩壊が進んでいる気の張る登山道です。約1時間で標高差500mを登り、立山黒部アルペンルートの「弘法」(1630m)手前へ。
これまで急に高度を上げると高山病のような症状が出ていたため医師に処方してもらった予防薬(ダイアモックス)を服用しました。症状はやや改善したように感じましたが、それでも目の前の景色が少し白く飛んで、アルペンルートはほぼ歩きました。


カーブを曲がると「立山」の姿が見えてくる


ヘリポートの向こうに見える「剱岳」


バスの右側に「雪の大谷」の名残

高原バスに注意しながら天狗平(2300m)手前まで来ると、遠くに立山三山(雄山、大汝山、富士の折立)が雄大な姿を現します。天狗平を過ぎて、山小屋への物資をヘリコプター輸送する国見ヘリポートでは剱岳(標高2999m)の全容を望むことができました。アルペンルート最大の名所「雪の大谷」(2390m)は雪解けが進み、小さな雪渓に。


雪渓の長さは約50m(アイゼンは不要)


登山道脇にあった雪だるまのような造形

スタートから約3時間半で室堂(2450m)に到着。水分を補給してから雄山を目指します。例年のこの時期はルート上にいくつかの雪渓が残っているのですが、今シーズンはわずか1か所のみ。7月の多雨で早く解けたのだと推察しています。一の越山荘からの急登で気づいたことが。登りは「赤色の目印」に、下りは「黄色の目印」にルートが区分されていました。


眼下に見える赤い屋根の「一の越山荘」


右側(黄)が「下り」、左側(赤)が「登り」

室堂から約1時間半で雄山山頂(3003m)へ到着。山頂の峰本社での祈祷は新型コロナウイルスの影響で中止していますが、参拝は自由です。2週間後には写真のバックに聳える後立山連峰を単独で縦走する計画なので、登山の安全を祈願。社務所(売店など)は盆明け以降に閉鎖するということで、登山する人は水と補給食の携行を忘れないように。


峰本社本殿への出入りは自由


白馬岳~唐松岳~五竜岳~鹿島槍ヶ岳などを縦走予定


下山時には登山者の“渋滞"が

帰路、立ち寄ったのがアルペンルート上にある「天狗平山荘」。KNBの天狗平カメラが設置してある所です。小屋の主人・佐伯賢輔さん曰く「山の日を含む3連休の予約はほぼ満室だが、新型コロナウイルスの影響は大きい」と。個室需要が増えたため2019年に改装したことが、結果としてコロナ対策につながっていると話してくれました。見せてもらった部屋はツインベッドの洋室で、山小屋とは思えませんでした。


天狗平山荘の屋根上(写真左)にKNBカメラがある


小屋の主人・佐伯賢輔さんとコロナ対策


“密"を避けて快適に過ごせそうな部屋

再び八郎坂へ。すぐに称名滝の瀑音が聞こえ、ゴールが近付いたことを感じます。ここで注目したのが、エブリィで7月28日に放送した「旬景とやま」“称名滝 戦争の爪痕"。第2次世界大戦末期、称名滝の3段目と4段目の間に水路を作り、水力発電用の取水施設を建設しようとしたのです。敗戦とともに建設は取り止めになりましたが、今もなお称名滝には絶壁を削った痕跡が残っていることを伝えました。この目でそれと確認したのは初めてでした。


落差350m 日本一の「称名滝」


3段目の滝つぼ左側に水平に掘削された跡

8月10日は「山の日」。“密"にならないよう開放的な山に出かけてみては。


室堂平から望む立山
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