
青空にそそり立つ雪の壁「雪の大谷」
新型コロナウイルスの感染拡大で、立山黒部アルペンルートは、6月18日まで営業休止となり、ケーブルカーや高原バスは運行していません。県内での外出自粛要請が解除されたことから、“3密"にならないよう少人数で地鉄立山駅(標高475m)を出発し、材木坂の登山道を経由して美女平(977m)へ。そこからアルペンルートを走って(歩いて)標高2450mの室堂を目指しました。

材木坂にあるハシゴ場 早くも初夏の様相

ブナ坂(1200m)は芽吹きの春

弥陀ヶ原(1930m)は残雪多く未だ冬の終わり

天狗平(2300m)の積雪は6m以上ありそう

国見ヘリポート(2340m)では山小屋への物資の搬送などで大忙し
そして、「雪の大谷」。全線が開通した4月には例年並みの高さ15mでした。それから1か月以上が経ち低くはなりましたが、それでも10mほどはあり、見上げると迫力がありました。

雪の大谷の高さは、10mほどか
スタートから約4時間半(片道約25km)。室堂(2450m)へ到着。例年なら多くの観光客がいるはずですが、人影はほとんどありません。室堂ターミナルも施設内の照明は消えていました。しかし、スタッフの姿はあり、声をかけると、6月からの営業再開を期待しながら準備していると笑顔で話してくれました。

室堂ターミナルの駐車場はガラガラ

雄山(3003m)を目指すにはアイゼンが必要
標高差約2000m。初夏から冬の装いまで、3つの季節を楽しめるこの時期のアルペンルート。誰もいない静かな天空の地より、多くの人とともにこの絶景を共有したいと強く感じました。
※桂台から室堂までのアルペンルートは県道なので徒歩での通行が可能。ただし、桂台から美女平までは落石のおそれがあり徒歩での通行を規制している。
※標高2000mを超える山岳地帯なので急な天候の変化に十分な注意が必要。平地より気温は約15度低く、今回も雨具や防寒着、エマージェンシー・シートなどの装備を携行した。
※天狗山でクマの目撃情報があり(5月24日)。クマ鈴やラジオなど全行程でクマ対策は万全に。
※八郎坂は、2019年の土砂崩れのため通行止めが続いている。

称名滝近くの八郎坂登山道は「通行止」