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アナウンサーブログ

トライアスロン131.1km

プライベート 2019/09/06

大会のアーチが気分を盛り上げる

9月1日(日)開催の「佐渡国際トライアスロン大会」Bタイプに出てきました。スイム2km、バイク108km、ラン21.1kmのトータル131.1km。ミドルディスタンスの大会は初めてです。


高速フェリー「あかね」


2等席でもリクライニングがある


後方のデッキは潮風が心地よい 

大会前日、直江津港から車を高速フェリー「あかね」に載せて佐渡島に移動。2015年に運航を開始した全長約90mの双胴船です。約78km離れた小木港まで時速55km、わずか100分で到着します。座席は1等と2等があり全て指定席。後方にはデッキが設けてあり潮風にあたることができます。揺れもなく快適な海の旅で気分も上がります。


受付会場前には様々なショップが並ぶ


競技説明会で注意事項を最終チェック

プログラムで確認すると、今大会に富山県からエントリーしたのはわずか6人。佐渡ではそのうちの1人の男性と行動をともにしました。Aタイプを含め何度も完走していて、初参加の私にとって心強い限りです。まずは受付会場で選手登録し説明会に参加します。約2000人が参加する大会ですから会場もぎっしりです。


スイムは1周2kmのコース


選手の命を守るライフセーバーの打ち合わせ


前日は波高0.5m、大雨の影響で濁りとゴミも 

初めての大会なので下見は欠かせません。スイムコースは逆三角形の900m×200m×900mの1周2km。ライフセーバーたちが打ち合わせ中でした。できれば世話になりたくありません。海は結構波が高く、南寄りの風が強く吹き込んで嫌な感じ。数日前の大雨の影響で濁りもあり、流れ込んだゴミが大量に浮かんでいるという情報でした。


警備員が立ち選手しか入れないトランジッション・エリア


何の収穫用か「JA佐渡」のかご

次はトランジッション・エリアのチェック。1人に1個与えられる黄色の荷物入れには「JA佐渡」の文字が。大会は1989年から始まり今回で31回目。島の様々な団体などが協力し、島民挙げて開催している一端が伝わってきます。


右側が「金北山」、中央が「妙見山」


赤い絨毯が敷かれたフィニッシュ・ゲート


佐渡の海に沈む夕陽

車で下見したランコースは商店街や住宅街を抜けて、黄金色に色付いた田んぼの真ん中を走るところも。遠くには島の最高峰「金北山(きんぽくさん:1172m)」が望めます。完全フラットではなく、多少アップダウンがある折り返しコース。無事に完走できるのか、フィニッシュ地点をチェック。高台にある宿から見た夕陽が翌日の晴天を確信させました。


赤いキャップはAタイプの選手たち(Bタイプは青)


Aタイプはスイムコースを2周回(4km)


次のバイクにスムーズに移れるよう準備

大会当日、朝5時すぎに会場に到着。すでに多くの選手が集まっていました。6時にAタイプ(236km)がスタート。約1000人が黒い線状の塊になって沖に向かう様子は壮観です。これを見届け、士気を高めながらトランジッションで最終準備です。


電光掲示板で気象状況などを表示

Bタイプの参加者は800人弱。午前7時30分、一斉にスイムスタートです。前日より収まっていましたが、波の高さは30~40cm。濁りもあり決して穏やかな海ではありません。最初の折り返しヴイ(900m地点)まではほとんどバトルもなく自分のペースで泳げました。ところが、そこから先はコースが絞ってあるのか選手が密集してきて、前方を妨害されたり、何度も体に触られたりしてペースが乱れて苦しくなる場面も。GPS時計では2kmのコースに対し泳いだ距離は2.3km。300mを蛇行していたことになります。スイムは50分余りで392位。自分にとっては上出来でした。


"波酔い"か?海から上がるとフラフラ


Bタイプは緑色のラインがバイクコース


両津港近くにある加茂湖


朱塗りの橋がある津神島公園 

バイクは108km。佐渡島の南側半分の「小佐渡」を周るコースです。苦手のスイムを無事に終えたことで、何とバイクの気持ちいいことか。沿道には集落があるたびに数人が集まって「ガンバレ!」などと応援してくれます。そこで、「サンキュー!」、「よしっ!」などと自分も声を出して応えていました。すると、気分も乗ってきてペースが上がることに気づきます。フィニッシュするまで可能な限り全ての応援に笑顔で声を出して応えようと決めました。


バイクに貼った目標通過時間


海沿いの気持ちの良いコースを快走

海沿いは向かい風でしたが景勝地が点在していて、とても気持ちの良いコース。しかし、景色を楽しむ余裕はありません。実は、フィニッシュ後の当日中に帰宅する日程を組んでいました。その最大の障害が1日2便しかないフェリーの運航。予約した帰りの便の出航時間は午後4時30分。つまり、遅くても午後3時にはフィニッシュして小木港に向かわないと間に合いません。バイクにはエイドステーションごとに目標通過時間を記入したテープを貼り付けていました。


前日に撮影したバイクコース最大の坂

ハンガーノック(エネルギー不足による失速)を防ぐため、25km走るごとにエネルギージェルを補給する計画。自分のペースで約1時間に1つ、加えてエイドでもバナナやおにぎりを食べていきます。途中、チェーンが外れるトラブルもあり、手は油で真っ黒に。

バイクスタートから約2時間後、前日、到着した小木港に、この後、乗船する予定の「あかね」の姿を確認。俄然、力が湧きます。80km地点にあるコース最大の坂(勾配7%)も難なくクリア。バイクは目標の4時間を切ることができ、順位も284位に上がっていました。


赤色ラインがランコース(Aタイプは2周)


黄金色に実った田んぼの中で秋を感じながら

最後はラン。折り返しの21.1kmを走ります。この日の最高気温は会場に最も近いアメダスポイント(相川)で27.9度。真夏日にはなりませんでしたが、それでも暑い。エイドステーションごとに冷たい水を含んだスポンジをもらい、首筋にあたるようにトライスーツの両側に挟んで頸動脈を流れる血液を冷やします。最初はバイクからの切り替えもあり足が思うように動きませんでしたが、スポンジ冷却が奏功したのか次第に調子が出てきます。


フィニッシュ前は実況で紹介される時間が

商店街に戻ると沿道からかけられる多くの声援に、自らも声を上げて応え続けます。赤い絨毯が敷かれたフィニッシュゲートが見えたところでサングラスとバイザーをはずします。「ナンバーカード3454、富山から参加の数家さん、初めてのBタイプ完走です」などと実況してくれる中、両手を挙げてゴール。結果、ランは1時間58分。トータルでは6時間54分7秒で195位でした(Bタイプ完走者:698人 完走率:91.8%)。


フィニッシュの瞬間は達成感でいっぱい

大会は31回目ということもあり、運営はとてもスムーズでした。特に印象に残ったのは、競技中の応援はもちろん、それ以外にも島民の皆さんが大会参加で訪れた私たちに気配りをしてくれているのが感じられること。心配していた帰りのフェリーにも間に合いました。


佐渡の小学生からもらった応援メッセージ

ミドルディスタンスの完走でロングにエントリーする資格は得ました。佐渡の大会でいうとAタイプ。国内では最も距離が長い236.2kmです。完走者は「アイアンマン」ではなく「アストロマン」(合成語:宇宙人?)と呼ばれます。今は全く完走する自信はありませんが、いずれ・・・。


BタイプのBは「BRIGHT」の略
AタイプのAは「ASTRO」の略
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