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ウルトラマラソン100kmにリベンジ

プライベート 2019/06/12
前年のリベンジを果たすべく6月9日(日)、「飛騨高山ウルトラマラソン(100km部門)」に参加してきました。初参加の2017年は完走できたものの、2018年は練習不足がたたり右足首を痛めて90km地点で制限時間をオーバーして完走できませんでした(2018年、2017年6月のブログ参照)。2019年は、春先からフルマラソンやトレラン大会にも出て、万全とはいえませんが、それなりに準備してきました。果たして結果は・・・。


ランナーへの思いやりが感じられる小学生からのメッセージ


100km部門は約2500人が出走


古い街並みをランナーが占拠

受付時にもらう地元の小学生からの応援メッセージ。毎回、楽しみにしています。「1位にならなくてもいいので頑張って…」。このメッセージを読んで今回のテーマを「一生懸命走る」に決めました。
大会当日の高山市の最低気温は14.5度。平年よりやや高く、寒さは感じません。100kmの部に出走したのは男女あわせて約2500人。自分は午前4時45分にスタートしました。いつものように古い街並みを通過してから、アップダウンの激しい区間に入ります。しかし、2018年7月の豪雨によってコースの一部が崩落し、未だに復旧していません。このため2.1kmのトンネルを通過する迂回路に変更。累積標高約2500mの国内屈指のコースは、若干強度が緩和されていました。


トンネル内は緩い上り、排ガス臭があり早く抜けたい


エイドとなっている飛騨高山スキー場に到着

天候は曇り。スキー場を目指して山の中に入るとガスがかかっていました。急坂はもちろん歩いて上りますが、何だか体が全く動きません。それどころか眠気が襲ってきて、繰り返しあくびが出る始末。確かに前夜は午後9時過ぎに床に就きましたが、すぐに寝つけるわけがなく午前2時半に起床。寝不足です。
「きょうは調子が出ない」と不安に思っていたのですが、コース最高の標高1343m地点(約40km)を過ぎて下りに入ると、俄然やる気が出てきました。路面が濡れているのでスリップに注意しながら、後半に足を残そうとスピードを自重します。前年、この坂で足首や膝が痛くなったので、テーピングをしっかりして故障防止対策も取っていました。


ここまでスタートから4時間40分あまり


足への衝撃を緩和するために小股でピッチを上げる

沿道では、主催者が用意したエイド(給水所)に加えて、私設エイドが数多くあります。着ぐるみのキャラクターがいたり、「アラジンと魔法のランプ」のジーニーと王女ジャスミンのコスプレの人がいたりと楽しませてくれます。毎年、グレードアップしているように思います。走っている時は基本的に1人なので、こうした声援は本当に励みになります。中でも嬉しかったのは、約55km地点で受けた富山から来た皆さんの応援。走っている自分に気づいて声をかけてもらい、思わず足を止めて写真を撮影。実際、ここからさらにペースが上がりました。


最高気温21.7度の中、着ぐるみでの応援に感謝


毎回、違った仮装で楽しませてくれる私設エイドの人たち


富山の人たちからの応援をパワーにペースアップ

飛騨高山ウルトラマラソンで充実しているのがエイドの食べ物。中でも一番楽しみにしているのが、57km地点の丹生川支所です。1人1切れ限定ですが、特産飛騨牛の焼き肉は柔らかく疲れた体にも抵抗なく溶け込むよう。冷たいトマト入りのそうめんとシャーベットはその酸味と塩分がきりっと胃袋にしみ入ります。


せめて1人2切れまで許してほしい飛騨牛


トマト入りソーメンでやさしく糖質を補給する


トマトシャーベットは酸味があってさっぱり味

エイドで空腹を満たしてきたおかげでペースを落とすことなく、コース後半の正念場となる60km地点の千光寺までの激坂をものともせずテンポよく早歩き。そして、山門からの108段の階段は1段飛ばしながらダッシュで駆け上がる。これは毎回、自分に課しています。


千光寺の山門前では三味線の演奏が

その後も自分より早いペースで走る人に引っ張ってもらって、さらにペースアップ。足の故障や違和感などもありません。前回時間切れした90km地点をあっさり通過。その先のエイドでは、ことし初めてのスイカを味わう余裕がありました。しんどいけれども何だか楽しくて仕方ありません。そして、見えてきたゴールまで残り1kmの看板。ウルトラマラソン最後の1kmは、ランナーがここまでの過程を味わい、振り返り、楽しむ時間といわれます。


2018年は通過させてもらえなかった90km地点


スイカで水分補給はここまで辿り着いた褒美か


近付いてようやく発見した小さな残1kmの看板

ですが、走りながら自分だけの目標を設定していました。2年前に完走した時のタイムは11時間47分あまり。この時よりもコースが易しくなっていることと、加齢による言い訳はしたくない。「どうしても前回タイムを上回りたい」。何度も時計を確認しながら、最後までペースを維持してゴール。


声援と拍手を受けながらのゴールは格別


71km部門のトップがゴールする午前10時半すぎからずっと

11時間39分03秒(男子100km・488位)。決して自慢できるタイムではありませんが、2年前の記録を8分ほど更新。毎回、完走者を約10時間にわたってゴールで迎える高山市の市長と2ショット写真を撮影、ゴール付近にいたランニング仲間とともに余韻を味わいました。100km部門の完走者は1884人で、完走率は76%でした。

2018年は、足の痛みで全く余裕がありませんでした。が、今回参加してあらためて感じたのがコースの至る所で受けた「もてなし」です。近所の人たちが集まっての応援はもちろん、自宅の前に椅子を置いてランナー1人ひとりに声をかけるお年寄り。冷たい水道水をコース上まで引っ張ってきて頭にかけてくれる対応には感動すら覚えました。自転車に乗った通りすがりの中学生グループも「頑張ってください!」と気持ちよく声をかけてすれ違っていくのです。県内外のいろいろな大会に出ていますが、ここまで地元の人が声援してくれることはないように感じています。


毎回、飛騨弁?の横断幕を用意して応援してくれる人たち


水はもちろん、この笑顔でさらにリフレッシュ

飛騨高山の人たちの「もてなし精神」。その根っこにあるのは何か。答えはこれまでの歴史にありました。飛騨高山は、古くから街道にある宿場町です。山深い交通の便が悪い所だったたことから、「こんな遠い所にまで来てくれた」と地域外から訪れた人を大切にもてなす文化が根付いたのではないかと、地元の人(高山市役所観光課)が教えてくれました。納得です。

何とか100kmは克服できました。しかし、2019年の勝負レースは、累積標高5300mのトレイルラン大会(78km)とミドルディスタンス(131km)のトライアスロン大会。どちらも厳しいものになりそうでですが、自分を信じて完走目指すのみ。きょう(6月12日)からトレーニング再開だ。


完走者に贈られた飛騨高山ウルトラマラソンのメダル
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