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アナウンサーブログ

”マラソン能力”を測定!

プライベート 2018/12/28
2018年に走った距離は約2400km。2017年と比較してみると、1300kmも少なくなりました。約3分の2です。その理由は2つ。一つは春先から夏にかけて番組制作で忙しく、走る時間がなかったこと。そして、もう一つはトライアスロンに取り組んだためランの時間をスイムとバイク(自転車)に振り向けたからです。実際、距離にしてスイムは約120km、バイクは約1000kmの年間練習量でした。3種目の全てを足し合わせると2017年とさほど変わりません。走り込み不足で残念な結果に終わった大会もたくさんありましたが、トライアスロン(いきいき富山トライアスロン)を完走できた上、富山マラソン(フル)で自己ベストもわずかではありますが更新できてよい年になりました。


大辻山(1361m)の山頂で

そこで、新たな1年をスタートする前に自分の持久系スポーツの能力は現時点でどの程度あるのか調べてみることに。中でも知りたいと思っていたのが「最大酸素摂取量」。これは酸素を体内に取り込む能力のことです。この数値が高ければ心臓が強く全身に酸素を運ぶ量が多いため、持久系能力が高いと言われています。いわば「マラソン能力」です。体重1kgあたり何ミリリットルの酸素を摂取できるかで判断します。


県総合体育センターのHPより

測定には、呼気ガスを測定するマスクを着けてトレッドミル(ランニングマシン)に乗って全力で走る必要があり、専門機関でないと測定できません。ところが富山県では、身近な施設で測定が可能なのです。富山県総合体育センター(富山空港隣接)で実施している「呼吸循環器系機能測定」が、それ。ランニング仲間と一緒に申し込んで12月15日(土)に行ってきました。


初測定でやや緊張

まずは、身体測定。体重、身長、なぜか座高などを測定。胸に心拍などのデータを測る心電図用電極を装着します。そして、「呼吸循環測定室」へ。驚いたのは、スタッフの充実ぶりです。運動生理学の専門家とスポーツドクターが立ち会い、データなどを管理するセンター職員5人の合計7人が見守る中で測定します。


専用の器具が整備された「呼吸循環測定室」


マスクを着けるとかなり呼吸が苦しい


指の腹に針を刺して血液を調べる

その測定は、トレッドミルで徐々に走る速度を上げながら運動します。最初は軽い練習です。ところが、ここで私の体に問題が。心拍数が200を超えて「これはおかしい」ということに。年齢を考えると異常に高い心拍数で危険だから測定を中止しようかという雰囲気です。マスクを着けると会話ができないので、「問題ない」というゼスチャーを示していざ測定へ。1回目は1分間に150m(キロ約6分40秒)を3分間。楽々ですが、なぜか心拍数は「195」。医師らが首を傾げます。その後、1分間休んで続行。次は30m速い180m(キロ5分33秒)を同じく3分。まだ大丈夫。ようやくここで心拍数が落ち着き「144」へ。みな安堵の表情を浮かべます。再び1分の休憩後、210mを3分(キロ4分45秒)。少しきつくなってきます。次は240m(キロ4分10秒)を3分。かなりきつい。休憩1分の間ごとに血液を採取し疲労物質である乳酸値を測定していきます。そして、270m(キロ3分42秒)を3分。スタッフや仲間が「ガンバ!」「あと1分!」などとゲキを飛ばしてくれるのがありがたい。何とか走り切ってギブアップ。最大心拍数は「167」でした。


トレッドミルには速度や歩幅などが表示される


呼気の成分や心拍数のテータを見ながら測定していく


限界まで追い込まないと正しい結果が出ない

結果、最大酸素摂取量は「58.7」。様々な文献や記述がありますが、一般男性の平均で「40」程度、オリンピック選手のような一流アスリートになると「80」以上にもなります。50歳代ということを考えると、まずまずだと考えています。しかし、最大酸素摂取量とフルマラソンタイムとの相関関係を発見した専門家の試算では、「58.7」は3時間10分あまりで走れる値。自己ベストの3時間27分台と比較すると17分もの差がありました。これはかなり大きな違いです。


測定結果は4枚の紙にまとめて渡される


右上ペン先で示した値が最大酸素摂取量
黒丸は1回目の心拍数「195」

測定終了後、運動生理学の専門家から説明がありました。専門家曰く「理論上とのタイム差はあなたの課題だ」と。私の場合「走るフォームが悪い」「スピードへの耐性がない」ため、タイムを落としていると。つまり、フォームを改善し、スピード系の練習を取り入れれば、さらに速く走れる潜在能力があるはずだということです。下記の結果は、走行速度と血中乳酸濃度の関係を示したグラフです。私の場合、走行速度が遅い時から乳酸濃度が高くなる傾向にあります。スピード耐性が付けば、乳酸濃度が上昇し始める速度が上がり楽に走れるというわけです。今の能力を測定し専門家のアドバイスを受けることで、今後のトレーニング方法などに生かすことができる、とても有意義な時間でした。


走行速度と乳酸濃度の関係

この充実の測定がなんと、一般で1050円、児童・生徒は520円です。職員曰く「全国最低の料金」。このため、他県から訪れる人も多いということです。測定は、月1回から2回程度、いずれも土曜日に行われていますが、定員は4人で、リピーターも多く、早い人は半年前から申し込んでいるということです。私も「マラソン能力と練習効果」のチェックのため半年に1回程度、訪れたいと考えています。

2019年は、さらにトレーニングの質を高め、フルマラソンのタイムアップと、100km以上のトレイルランニング完走、そして、ミドルディスタンス(約100km)のトライアスロン完走を目指します。いずれも次の目標への通過点です。持久系スポーツは、はまると抜け出せない「底なし沼」か「アリ地獄」のようなものかもしれません。
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