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2017年10月5日例会【きときと脳を作ってみよう!】 講師:津田正明

10月例会は富山大学名誉教授の津田正明さんをお呼びいたしました。
今回のテーマは「脳」。内容が難しくなるのではと思いましたが、皆さん勉強熱心で真剣に耳を傾けていらっしゃいました。
サヴァン症候群の人は、凄い脳の能力を持っている。9000冊の本の内容を覚えたり、カレンダー計算が出来たり、円周率暗記の世界記録保持者になったり等。彼らの覚え方には特徴があり、「小道を歩きながら置いてある物を色や匂いとともに覚え、それを思い返す。」というなかなか不思議な方法。あと共感覚という数字に色や匂いがついている知覚現象が特徴。これは私達の中でも持っている人もいて、大人になるにつれて消えていく能力だそうです。人間の脳はどこか損傷したりすると抑制が外れて、潜在能力が出てくる。そのせいか、稀に認知症の方もサヴァン的能力を発揮することがあるとのこと。
認知症になると脳にシミのような老人斑ができるそうで、老人斑が出来すぎるとニューロン(神経細胞)が死んでしまい、脳は機能しなくなります。50代になると大体老人斑が生じますが、疫学調査の結果、中には百歳になっても老人斑のない人もいたとのこと。また、刺激を受けてニューロンが生きていれば、老人斑があっても、認知症発症が遅くなる可能性があるそうです。この症例は、最近、脳研究では注目されているとのこと。
BDNF(脳由来神経栄養因子)とは、刺激を受けると、脳の中で合成されるタンパク質です。シナプス結合を強化し、記憶の必須タンパク質です。しかし、うつ病や認知症になると脳内のBDNF量が減少してしまうので、きときと脳を作るにはBDNFを脳内に蓄積することが大切とのこと。また、ドーパミンとグルタミン酸を一緒に作動をさせると、BDNFを効率よく合成できるとのこと。ドーパミンはやる気のネットワークを作ってくれます。手指を使い、おしゃべりすると、BDNFは効率よく合成されます。新しいニューロンは大人になっても生み出せるとのこと。このニューロン新生には、運動・学習等の刺激が必要。モチベーションも大事。
昨年も話題に出た「山椒」。山椒には、ニューロンに作用してBDNFを合成してくれる成分が含まれています。津田先生は毎日山椒を少しづつ食して、ご自身で人体実験をやっておられるとのこと。その実験は、すでに2年半に突入されました。高齢になると刺激が少なくなるので、食べ物からもBDNFを合成させる成分を摂取して、脳力を回復させていく、そんなことを津田先生は考えているとのことです。目は脳の出張所。“きときと"な脳を持っていれば、目も輝いてくる。これは年齢に関係ないとのこと。
脳はメカニズムが分かっていない事もたくさん。不思議な脳の話を津田先生の分かりやすい解説で勉強できました。
2017年10月5日例会【きときと脳を作ってみよう!】 講師:津田正明2017年10月5日例会【きときと脳を作ってみよう!】 講師:津田正明
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