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えっ、そーなんけ!?

「スポーツ報知 北陸版」に、毎週木曜日掲載中!

第617回は、 柳川 明子 アナ
 新緑の季節。街を歩けば、柔らかく降り注ぐ日ざしの下、街路樹がみずみずしい新芽を薄緑にきらめかせています。だいぶ暖かくなって、外を散歩するにはもってこいの時期ですよね。
 先週末、せっかく晴れていたのでふらっと出かけようと思い立ち、クローゼットを開けて服を選んでいたところ・・・、がくぜんとしました。服がないのです。もちろん全くないわけではありません。ハンガーにはジャケットやスーツ、シャツや黒のパンツなど、いろいろかかっています。ただ、さわやかな5月の風が吹く中、ちょっとおめかしして街をぶらぶらと歩くような、例えば、シフォン素材の軽やかなブラウスや、鮮やかなパステルカラーのニット、ぱっと目を引く華やかな柄のスカートなど、着るだけでなんだか気分がアガるような、季節感を取り入れた服がないのです。
 思えば、ここ数年間、私が買い物で服を選ぶ基準は「通勤でも使えるか」でした。華美な色や柄、形ではなく、着まわしがしやすいというのが第一条件。黒、白、ベージュといったシンプルな色優先で、かっちりした印象のものばかり。仕事で着られそうにないものは買わない。そうしているうちに、型にはまったような服ばかりになっていて、人生を楽しむための自分らしい色の服がクローゼットから姿を消していたのです。
 その日の夜、久しぶりにファッション誌を購入。これからの時期に向けてカラフルな服が多く紹介されていて、「あ、この淡いピンク色いいなぁ」「へー、こんな服着てみたいなぁ」とページをめくっては思いを巡らせていました。今週末は行きつけのブティックで、温かみのある色の花柄のワンピースを1着買って、今の季節を楽しみたいと思います。

第616回は、 松平 寛未 アナ
 春の大型連休が終わりましたね。今年は曜日の関係で9連休という方もいらっしゃったようです。皆さんどのように過ごされたのでしょうか?新緑が美しい季節なので、ゆったり外で自然観察という方もいらっしゃったかもしれません。
 富山県黒部市宇奈月町出身の私としては、この時期のおでかけといえば真っ先に黒部峡谷を思い出します。この場を借りて、お国自慢をさせてください(笑い)。
 黒部峡谷は気持ちの良い山風を感じながら、美しい新緑を眺め、ときには野生の動物たちと間近で出合える県外の方にも人気のスポットです。私も小さい頃から何度も足を運び、その度にこんなに素晴らしい場所がある宇奈月はなんてすてきなんだろう!と、故郷の魅力にほれぼれしたものです。
 黒部峡谷鉄道は毎年5月1日に全線開通。宇奈月駅から終点欅平まで片道およそ80分のトロッコ電車の旅を楽しむことができるのですが、今年は大雪の影響で、途中の猫又まで。終点の欅平まで行くことができるのは全線開通の6月1日からです。ただ途中の黒薙で降りれば温泉に入ることができますし、今からでも見所満載です。
 大型連休は終わってしまいましたが、北陸からなら日帰りもできる距離。黒部峡谷の他にも、展示が3月にリニューアルした黒部川電気記念館や、地ビール、地元産の食材、温泉など見所がたくさんあります。気持ちの良い休日を過ごせると思いますよ!週末のおでかけの候補地に入れていただけるとうれしいです。
 五月病を吹き飛ばす意味を込めて、新緑の美しいスポットに出かけるのも良いかもしれませんよ!

第615回は、 木下 一哉 アナ
 とりあえずビール。仕事を終えた大人が居酒屋で発する合言葉のような一言で、あれこれメニューを選ぶ時間も惜しく、すぐに喉を潤したいという場面が浮かびます。また日常私たちの会話では、「とりあえずOKということでお願いします」といった使い方をして、断言や明言を避け、後の批判をかわす予防線のように使ったりしていますよね。
 ところが、この「とりあえず」という言葉の意味を辞書で調べると、意外なことが分かりました。
 「他の事は差し置いて、まず第一に」。用例としては、「とりあえず母に一報を」のように、緊急時の場面に使われるようです。今は随分と意味が変わっていますね。
 今年4月からいっちゃんKNBの水曜日には、新企画「とりあえず行ってみよう」が始まりました。アナウンサーが気になる現場から生中継で伝えるコーナーです。今まで生中継を行うには、アンテナや衛星などを使って放送専用の回線を構築していたのですが、最近は携帯電話の高速回線を利用して、放送品質に近い生中継が可能になっているのです。
 携帯電話の電波さえ捕まえれば「とりあえず」中継ができるというのは、テレビ局にとっては大きなメリット。今まで困難だったビル影や、移動する乗り物からの中継でも理論上は可能です。
 私たちアナウンサーが「とりあえず」行く現場はどこになるのか、ぜひ、毎週水曜日の夕方に注目していただきたいのですが、決して適当に、アイディアもなく出かけているのではなく、まず第一に伝えたい現場だと思って、オンエアを見てください。
 さて冒頭の言葉に戻りますが、「とりあえずビール」って、かなり的を射た使い方かもしれません。これからの季節、他のことはさしおいて、まず第一に「ビール」ですよね。

第614回は、 荒瀬 洋太 アナ
 ゴルフを始めようと決意して2年。途中、練習をサボっていた期間もありましたが、先月末、念願のコースデビューを果たしました。結果から申しますと、「143」。ゴルフのコースは、多くが「パー72」(18ホールを72打で回ると、イーブンパー、つまり「0」ということを表します)。私はちょうどその倍を"たたいた"ことになります(言い訳をさせていただきますと、その日の天候は大雨、強風、クラブを持つ手が震えるほど寒い日でした)。
 しかし、大自然の中で思いっきりボールを打つのは気持ちがよく、楽しくプレーすることができました。さて、コースデビューの前に必要なのが、「ウエア選び」です。どんなスポーツを始める時でも、見た目を重視する私にとって、これはプレーをする際の気持ちの盛り上がりを左右する重要なポイントになります。県内のゴルフショップへ行き、店員さんとあれこれ話をしながら、かっこいいウエアをいくつも試着させてもらいました。
 サンバイザーを頭にかぶり、足元のシューズまでの全身コーディネートが完成したときは、まだコースにも出ていないのに気分はすっかりいっぱしのゴルファー。「今からでもプロになれるかも?」なんて思っちゃうほど、テンションが上がってしまったことは言うまでもありません。「お前、プロみたいなのは、見た目だけじゃなか!」と言われないように、今後、練習と肉体トレーニングを積んで、とりあえずは「100切り」を目指そうかなと思っています!

第613回は、 木下 一哉 アナ
 「菊の季節にサクラが満開!」という、競馬実況の名ゼリフをご存知の方も多いでしょう。菊花賞という秋の重賞レースでサクラスターオーが優勝したシーンのコメント。スポーツ実況を志すアナウンサーなら、一度は聞いたことがある逸話です。菊とサクラというミスマッチな季節感が、かえって強い印象として残ったと考えられます。
 今年の桜は少し遅咲き、富山市の開花は4月12日で、今世紀に入って最も遅かったそうです。また、梅の開花も3月29日と遅れたようで、今年は梅と桜の花が同時に見られる、北陸では珍しい年になっています。
 そんな2012年、私もアナウンサーとしてささやかながら決めゼリフを思いつきました。「桜の季節に梅一輪」何のことか分かりますか。実はこれ、4月16日に就航した富山空港国際定期便、富山―台北便を例えたひと言なのです。この日は富山市のソメイヨシノが満開と発表されました。正午前に富山空港に着陸したチャイナエアラインの白い機体には、尾翼に大きく台湾の花、梅が描かれていました。
 また、空港ロビーでは就航記念式典も開かれましたが、スーツ姿の集団に中に、薄紅色の制服を着た客室乗務員の姿は、さながら一輪の梅の花のようでした。
 富山―台北便は、富山空港にとって初の、冬でも暖かい地域への直行便。寒い北陸に住む私たちにとっては「あったか路線」になりそうです。春の訪れが遅かった今年の富山にようやく届いた花便りは、桜の開花だけでなく、梅花をあしらった新しい航空路線でもあったわけです。「桜の季節に梅一輪」、航空ファンの私にとって、今年2012年は記憶に残る年になりました。

第612回は、 上野 透 アナ
 北日本放送では6月3日に、いっちゃんリレーマラソン2012を開催します。私もランニングウエアやシューズを買いそろえ、準備万端!!と言いたいところですが、まだまだ練習不足。そんな私のような初心者でも気軽に参加できるマラソン大会が、15日の日曜日に、宇奈月温泉で開催されます。
 それが、「SPAマラソンinうなづき」です。普通のマラソンとは趣向がかなり違うこの大会。一番の目的は、宇奈月温泉を楽しんでもらうことです。まず、参加者は全員浴衣を着て走ります(参加費に浴衣レンタル料が含まれています)。そして競うのはタイムではなく、浴衣以外の部分に施す仮装やパフォーマンスです。前回の優勝者は、黄金色に輝く観音像の姿で走ったとか!コースの途中には足湯があり、疲れた足をゆったり癒すランナーもいるそうです。
 何とも「ゆる〜い」このマラソン大会は、今年で3回目。年々参加者は増えており、ランナー仲間と一緒に走れることが楽しいという方や、ベビーカーを押しながらお子さんとともに走る方など、楽しみ方はそれぞれです。完走者には、温泉入浴券のプレゼントもあるので、走り終えた後に、「美肌の湯」ともいわれる温泉をゆっくり堪能することもできます。
 マラソンブームで数多く企画されていますが、これだけ楽しむことに重点を置いた大会は、そう多くありません。山肌にはまだ雪が残る宇奈月ですが、今週末はランナー達の熱気で盛り上がりそうです。当日参加も受け付けていますので、春の渓谷美を眺め、大自然を満喫しながら走ってみるのはいかがでしょうか。

第611回は、 武道 優美子 アナ
 今年はKNB社内で走る機運が高まっている。
 6月3日に「日医工presentsいっちゃん!リレーマラソン2012」を開催するためだ。これは、1チーム2人以上20人以内で、1周約2キロのコースを21周タスキリレーしてフルマラソンを完走するという競技。現在出場者を募集していて、走ることが好きな人たちの多さに改めて驚かされている。
 そこで、KNBも主催側として、アナウンサーやパーソナリティーでチームを作って出場し、競技全体を盛り上げることになった!もちろん「いっちゃん☆KNB」を担当する私や上野アナも「面白そう!」というノリだけで手を挙げた。早く走れる自信もないのに・・・。
 何はともあれ、走ることが決まれば善は急げ!だ。私たちは"見た目"から入ることにした。
 まずは、スポーツ専門店でウエア選びから。ひと昔前のランナーの格好といったら白のランニングシャツに紺とか赤のシンプルな短パンのイメージだったが、最近はものすごくおしゃれだ。3段フリルのスカートや、ポップなデザインのウインドブレーカーなどもあって、こういうスタイルなら毎日飽きずに走れそうだ!私は試着室の中で、大声援を受けながらフィニッシュポーズを決める自分の姿を想像しニヤニヤしてしまった。・・・まあ、有り得ないが。
 続いて向かったのは、県内トップクラスの実業団チーム、YKK陸上競技部の練習場。こちらの西川哲生コーチは山梨学院大学OBで、かつて箱根駅伝を2度経験した優秀な選手でもある。そんな素晴らしい方に、"テレビ取材"と言い訳しつつ、ちゃっかり自分のフォームの癖を直してもらった。(ラッキー!)
 本番まであと2か月。ふくらはぎに湿布を貼りつつ、何だかワクワクしている今日この頃だ。

第610回は、 陸田 陽子 アナ
 家の本棚の整理をしていたら、「料理の基礎」や「簡単ヨガレッスン」「おりがみの本」といった、今はほとんど読まなくなった本が出てきました。最近はインターネットで、すぐに何でも調べられる便利な時代になりましたよね。本で何かを調べることが少なくなったという方も多いのではないでしょうか。
 実際、料理本に載っている「イカのさばき方」も、折り紙本に特集されていた「よく飛ぶ紙ひこうきの折りかた」も、ネットで調べれば動画で作り方を見ることができます。
 先日、娘の学校のダンス部の発表会があり、全員おそろいの「編み込みヘア」で集合!ということになりました。「編み込み」とは、髪の毛の束を交差させるたびに、新たな髪を加えながら三つ編みをしていく編み方のことです。私も娘も単純な「三つ編み」はできますが、複雑な「編み込み」は無理。途方に暮れていたその時に頼りになったのが動画サイトです。
 「編み込みの仕方」で検索すると数多くヒットします。三等分した髪の毛を、どの指で持って、どのように新たな髪をすくって編んでいくのか、分かりやすく動画で紹介されていて、インターネットを見ながら繰り返し練習することで、なんとか「編み込み」をマスターできました。この技術を動画サイトに載せてくれた人たちに感謝です!
 そこで思いました。私もいつか皆さんに感謝されるような動画を載っけてみたい・・・。
 「おなかのぜい肉を一瞬で消すマッサージ!」などあっと驚く技を習得した暁には、皆さんにすぐに紹介いたしましょう!
 ハハハ・・・。

第609回は、 平島 亜由美 アナ
 今日、3月22日は日本で初めてラジオの放送が流れた日。その第一声は「アー、アー、アー、聞こえますか。」だったそうです。1925年(大正14年)のこの日、社団法人東京放送局(現在のNHK東京放送局)が東京高等工芸学校に作った仮の送信所から日本初のラジオ放送を行いました。これを記念してNHK日本放送協会が3月22日を放送記念日としています。
 さて、KNB北日本放送がラジオ放送を始めたのは1952年(昭和27年)の7月。全国で13番目、地方都市としては早いスタートでした。それから60年、今年はラジオ開局に匹敵する大きな出来事があります。それは「ラジコ」のスタートです。スマートフォンやパソコンでラジオ番組が聴けるというもので、富山県内では4月2日(月)の正午からサービスが始まります。
 「ラジコ」のどこがすごいのか。それはネットがつながる環境ならどこでもクリアな音でラジオを聴くことができること。山間部や高層ビル、地下鉄など、ネットがつながるところならどこでも大丈夫なんです。さらに番組のチェックや選曲もワンタッチで簡単。そしてもちろん無料。
 「ラジコ」のスタートは新しいメディアの誕生といってもいいほど画期的なことなんです。KNB開局60周年、人間でいえば還暦という節目の年にこの新たなサービスを始めるというのはなんとも象徴的な出来事だなと思っています。
 東日本大震災の発生後、必要な情報を収集するためにラジオがとても役に立ったと、ラジオの存在価値が再認識されました。非常時に活躍するメディアであるとともに、暮らしに役立つ情報や最新のニュース、音楽情報、そしてくすっと笑えるようなおしゃべりを毎日お届けしているラジオ。これまであまりラジオを聴かなかったという方もぜひ「ラジコ」でラジオの魅力を体感してみてください。私が担当している「歌のない歌謡曲」や「ご近所ラジオKNB」もぜひ聴いてくださいね。「ラジコ」スタートは4月2日(月)正午からです!

第608回は、 小林 淳子 アナ
 今年に入り、親しくさせてもらっていた方が2人、亡くなりました。あまりにも突然の幕切れで、人の一生なんてこんなにあっけないものなのか、と寂寥(せきりょう)感に包まれるのと同時に、生きていること自体がとても特別で、不思議なことのように思えてきました。そんな折、映画「うまれる」のチラシを手にしました。不妊・出産、流産、子どもの障害などをめぐる4組の夫婦のドキュメント映画です。
 医療技術が発達し、世界で最も安全にお産ができると言われている日本。それでも流産の確率は、全妊娠の約15%。死産(誕生死)は600人に1人。近年は、その妊娠にまで至らず、不妊に悩む夫婦が10組に1組。治療法の一つである体外受精によって毎年、およそ2万人の子どもが生まれているといい、「産まれてくること、生きることは奇跡の連続だ」という豪田トモ映画監督の言葉にも納得してしまいます。
 一方で、「生きよう」とする生命の神秘、力強さも感じずにはいられません。私たち人間の誕生は、1つの精子が受精したわずか0、13ミリの小さな小さな受精卵から始まります。それは人間の姿形など全く想像もできない丸い形で、ここからどうやって人間になっていくのか本当に不思議でなりません。そして受精後は、母子ともに、動物的本能として、本人の意思とは全く無関係に「生」に向かって命が育まれていきます。
 普段はなかなか気付くことができない「生命の神秘」「生きていることのありがたさ」を感じることができる映画なのではないかと思い、足を運んでみようと思っています。2010年モントリオール世界映画祭入選作品「うまれる」。全国各地で自主上映されていて、富山では3月18日に婦中町ふれあい館で上映されます。

第607回は、 庄司 幸寛 アナ
 3月に入り、気温も少しずつ上がり、ウメの花がほころび始めているのを目にします。春の訪れが近づいているなあと感じている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
 そんな中、私・庄司幸寛は、ある決意をしました!それは、走るということ!!
 思えば10年前の高校時代、馬術障害飛越競技に打ち込み、体脂肪率は1ケタのわりと引き締まった体をしていました・・・。しかし、今はおなかポッコリ、体脂肪率はもうすぐ20%台突入というだらしない体になってしまいました・・・。このままではいけない。昔の体に戻らなければと決意したわけです!
 カタチから入るミーハーな私は、まず、スポーツ用品店に向かいました。すると、吸汗性、透湿性、速乾性に優れた機能素材で作られたカラフルなウエアに、シューズがズラリと並んでいます。おしゃれなウエアを試着するだけで、走ろうという気分は盛り上がります!お気に入りのウエアとシューズをそろえ、走る準備万端整いました
 そして、目標とする大会もあるんです。6月3日に、KNBが開催する日医工プレゼンツ「いっちゃんリレーマラソン2012」。県民公園太閤山ランドの1周およそ2キロのコースを、2人以上20人以内のチームで21周走り、フルマラソンを完走するリレーマラソン大会です。現在、インターネットサイト「KNBWeb」で参加受け付けが始まっていますので、興味がある方はぜひ、アクセスしていただきたいと思います。
 あと3か月。私は走りこんで、引き締まった体を手に入れて、マラソンに臨みたいと思います!

第606回は、 佐藤 栄治 アナ
 「もぉ〜いらん」「これ以上いらん」と、お金のことで言ってみたいものです。今シーズン「雪はこれ以上いらん!」という方が多かったのではないでしょうか。
 私は今シーズン、雪かきの腰痛に悩まされただけでなく、雪の破壊力を思い知らされました。自宅2階屋根から滑り落ちた雪が、1階のひさしにある雨どいを直撃し、プラスチック製の雨どいが割れて一部落下してしまいました。一体修理にどれくらいかかるのでしょう?それにしても屋根雪は恐ろしいパワーを持っているのだと実感しました。
 今シーズンは家の周りの雪も深刻でした。例年なら自宅の井戸水を穴のあいたホースからチョロチョロだして、玄関前の雪を解かしているのですが、今季に限ってそのホース自体を倉庫から出すタイミングを逃し、倉庫の入り口が積雪で完全に塞がれてしまったので、全て手作業で除雪するはめに陥ったのです。これはある意味、自業自得なのですが・・・。
 20代30代の頃、除雪はただ面倒なだけの作業でした。しかし40代も半ばに差し掛かるとそれだけでは済みません。前は筋肉痛だけだったのに最近は神経痛もプラス!スコップで雪を持ち上げた瞬間、背中に衝撃が走り、呼吸するにも苦労するほどの痛みに襲われたまま作業を終えると、腰に重くだるい感覚がまとわりつくので、この冬はどれだけ日帰り温泉巡りをしたことか。
 きょうから3月。桜の季節まであと少し。雪はもぉ〜勘弁!みなさん除雪疲れ、もう取れましたか?

第605回は、 柳川 明子 アナ
 今月上旬、夕方のKNBニュースエブリィ内で「バレンタインにおすすめ」として、富山市の動物園、ファミリーパークを紹介しました。バレンタインなのになぜ動物園なのかって?いるんですよ、ぴったりの動物が!それが、正面入り口すぐそばに飼育舎がある、アミメキリンのキリゴロウ(オス、7歳)。クリーム色の体に、栗色の斑。すらっとした5メートルの長身で、むしゃむしゃとエサを食べる仕草がなんとも愛らしいんです。で、このキリゴロウに出会ったら、長ーい首の上のほうをよーく見てください。そこには・・・くっきりと大きなハート型のまだらが!そう、キリゴロウはハートを持って生まれたキリン。見付けると幸せになるというジンクスがあるんです。
 キリゴロウにハートマークがあることが発覚したのは、今からおよそ5年前。当時の飼育員が世話中に「この模様、ハートに見えるなぁ」と、ふと気付いたそう。その後、キリゴロウは幸せを呼ぶキリンとして有名になりました。これまでキリゴロウを担当したことのあるファミリーパークの飼育員は4人いますが、実際に、在任中に1人が結婚、1人が子どもを授かるなど、おめでたいことが連続で起きたそう。ということは、ハッピーになれる確率は50%・・・!?
 富山市ファミリーパークに行ったときは、ぜひぜひキリゴロウのハートを探してみてください。首の上のほうで、たてがみのすぐ下ですよ。そういえば、もうしばらくするとホワイトデーですね。バレンタインデーのお返しに、気になるあの子を誘って一緒にハートを見つければ、2人の仲が一気に進展する・・・かも!

第604回は、 松平 寛未 アナ
 この冬はたくさん雪が降って大変ですね。少しずつ地面が見えて来たものの、まだまだそこかしこには雪の塊が残っています。車の運転や除雪の際は、十分気をつけてくださいね。
 富山県黒部市にある実家では、今年念願の除雪機を手に入れました。今は私も姉も家を離れ、両親と祖母だけで暮らしているので、手作業での雪かきは大変だったようです。「家の周りだけなら10分くらいで除雪できるよ!」と、母がうれしそうに言っていましたが、この間実家に帰ったら、雪かきでどかどかした雪がまるで雪の大谷に!
 なんとか車1台が通れるくらいのスペースが空いているだけで、周りからは家が見えないような状態でした。地面の雪は除雪機でなんとかしているものの、屋根の雪下ろしにはかなり苦戦しているようで、今年は業者の方の力も借りて何とか過ごしているようです。
 ところで、毎週土曜日夕方4時半から放送している「ラブぽけ」では、視聴者の皆さまから携帯写真メールを募集しています。すてきな写真がたくさん送られてくるのですが、やっぱり皆さん今年は雪の写真が多いですね。さぞや苦労していらっしゃる?・・・のかと思いきや、自宅のお庭にスキー場を作った、置物に雪が張り付いて面白い顔になっていた、変わった形のつららができていた・・・など、意外と楽しんでいらっしゃるご様子。富山の皆さんは苦しいときも楽しみに変えていらっしゃるんですね。寒い日はもう少し続きますが、私も皆さんも見習って雪を楽しみたいなと思いました。

第603回は、 柴田 泰佳 アナ
 基本的に男っぽい性格で不器用な私だが、昨年結婚してからは自分なりに主婦業にも精を出している。洗濯に掃除、料理と、しなくてはならないことが山積みだ。
 一日の始まりはまず朝食作り。先日の朝食でサンドイッチを作ったときのことだ。旦那が、作ったサンドイッチをじっと見つめている。「どうしたん?」と聞くと、「このサンドイッチ斬新やね」と言う。いやいや、柴田家ではサンドイッチといえば昔からこれやけどなぁ・・・。と不思議に思っていると、「うん、うまい!」とバクバク食べて出かけていった。私の作ったタマゴのサンドイッチ・・・、何が斬新だったんだろう・・・。
 その日に立ち寄ったコンビニのサンドイッチコーナーで納得した。一般的にタマゴのサンドイッチといえば、ゆで卵を細かく潰したものが売られている。私が作ったものは、薄い卵焼きときゅうりをサンドしたもの。調べてみると、これは大阪でよく食べられているタマゴサンドイッチのようだ。大阪出身の父親が作ったものを幼い頃から食べていたため、それが当たり前になっていた。
 食べ物の文化は面白い。富山県を代表するブラックラーメンも県外の人が見ると驚く。県内でも、そばやうどんの出汁(だし)が東部と西部では、関東風と関西風で分かれていたり、お正月によく食べるかぶら寿司(ずし)も東部はサケ、西部ではサバを挟んだりと違いがある。その地域だけで食べられている郷土料理は日本全国にいくつあるんだとろうと想像しただけでもワクワクしてくる。あなたの町の自慢のご当地料理は何ですか?

第602回は、 荒瀬 洋太 アナ
 毎日、降り続く雪で道路が凍結し、通勤に普段の倍以上の時間がかかり、「もう(雪は)勘弁してよ」と気持ちが落ち込む日々が続いています。こういうときは「思いっきり身体を動かしてストレス発散!」ということで、昨年末から始めたジムトレーニングに行く日が多くなっています。この季節になると毎年、寒さのせいか、プールへ行く足が遠のいていたため、気分転換も兼ねて始めました。
 トレーニングは毎回、トレーナーさんをマンツーマン。妥協や甘えは許されません。元オリンピック選手のプライド、負けず嫌いな性格もあって、できないメニューがあると、ものすごく悔しさを感じています。通い始めた頃は、次の日は筋肉痛で、体がボロボロでしたが、最近は少しずつ体も絞れてきたせいか、以前ほど苦しむことなく、メニューをこなせるようになってきました。
 トレーニングのメニューは「体幹」を鍛えるものがほとんどで、重い物を持ち上げたり、長時間走ったりはしません。腹筋、背筋、バランスボールなどを使って、全身の筋肉をバランスよく鍛えます。運動時間は1時間弱ですが、終わった、後は常に酸欠状態。毎回、大量の汗をかき、フラフラになります。トレーナーさんには「このまま鍛え直して、もう一度、オリンピック目指しますか?」なんて笑われながら頑張っています。
 ダイエット目的で始めたトレーニング。世界を目指して頑張っていた十数年前と同じ気持ちで、これからも自分を極限まで追い込みたいと思います。

第601回は、 木下 一哉 アナ
 もうじきバレンタインデー。チョコやプレゼントを贈りあうお祭りのような日が来ます。私は義理チョコ大歓迎。多くは妻にぶんどられますが、毎晩のコーヒーのお供に重宝します。
 こう見えて私も、結婚前は妻を驚かせようと、サプライズを演出したりしましたが、最近は少し変わってきました。何年か前から「夫婦で使えるものを買おう」と、プレゼントに実用性を求めるようになりました。最近は粗挽(び)き豆でコーヒーを抽出する「プレス」という器具、続いて牛乳を泡立てる「フォーマー」を買い、夕食後のコーヒータイムがグレードアップしました。プレスで煎れた濃いコーヒーにミルクの泡を乗せ、自宅でカプチーノ風のコーヒーを飲むひと時は至福の時間ですね。
 前もって器具を温めたり、脂肪分の高い濃厚タイプの牛乳を選ぶと、そのおいしさは格段にアップしますが、こんなに手の込んだコーヒーを用意するのは私の係。結果的に都合のいい夫になってしまっているものの、意外とそんな時間も楽しいのです。若い頃は、プレゼントを贈った瞬間の喜びを期待していたのですが、結婚して12年もたつと、プレゼント品を使う時間の喜びを感じられるようになった気がします。
 ふと思ったのが、自分の仕事に似ているなと。
 テレビは、見ているその場の喜怒哀楽を演出するのが得意なメディアに対して、ラジオは毎日の暮らしに染み込んで、のめり込むと心が古今東西に揺さぶられます。瞬間の喜びがテレビなら、じわじわ味わう喜びがラジオなのかも知れません。今年はラジオ担当10年目、結婚生活同様2ケタに入り、ようやくその楽しさが分かってくる頃でしょうか。リスナーの皆さんに、きょうもじわりと伝わる放送を届けていこうと思います。

第600回は、 上野 透 アナ
 先日、我が家に第2子となる女の子が誕生しました。今回も立ち会い出産を希望し、これが2回目でしたが、長女の出産を「大荒れ」とするならば、今回の出産は「穏やか」でした。その理由は、無痛分娩(ぶんべん)を選択したからです。無痛分娩とは、麻酔を使って分娩時の痛みを取り払う、文字通り、痛みを伴わない出産です。長女のときはかなりの難産で、妻は2人目を産むことに抵抗を感じていました。そんな中、無痛分娩の存在を知ったというわけです。富山県内で無痛分娩を実施しているのは、一部の総合病院や産婦人科など、ごく少数の病院です。検討した結果、我が家は総合病院で出産することになりました。
 分娩の日。前日から処置を受けて入院していた妻に、朝方陣痛が訪れました。痛がりもだえる妻。しかし、すぐに麻酔というわけにはいかず、麻酔の専門医がいらっしゃるまでは、我慢の時間となりました。私には長女の出産が頭をよぎりましたが、その後先生が到着。麻酔を施すと、うそのように痛みが引いていったようで、妻の表情が穏やかになりました。その後は会話をしながらゆっくりとお産が進み、麻酔から6時間後、無事に出産となりました。妻は痛みのなさに感動を覚えたようで、無痛分娩を選択して本当によかったと話していました。
 もちろん全てが万全というわけではありません。麻酔が利きにくい場合があること、そして薬剤を使って出産を行うリスクも理解してほしいと、医師は話します。ただ、痛みやつらさゆえに出産をちゅうちょしている方にとっては、無痛分娩も選択の一つになるのではないでしょうか。気になる費用は、通常の分娩費用プラス10万円ほどでした(病院によって差があるようです)。
 次女は産後1か月を終え、すくすくと育っています。無事に生まれてきてくれた喜びをかみしめながら暮らす、今日この頃です。

第599回は、 武道 優美子 アナ
 このお正月、我が家は60年前にタイムスリップしたような気分でTVを前に家族団らんしました。年末に、富山出身の噺家(はなしか=落語家)、立川志の輔さんを迎えてKNBのスタジオで収録した特別番組『志の輔ふるさと年表』の放送があったからです。
 KNBは今年、開局60周年です。それを記念して、番組はテレビ開局当時から保存されてきた膨大なニュース映像の中から、志の輔師匠の記憶にある昭和30〜40年代にスポットを当て、ふるさと富山の姿を振りかえるものとなりました。
 私も収録に参加したのですが、昭和の映像はどれを見ても驚きの連続!昭和30年代、映像は白黒の世界です。それでも、話に聞いた昭和38年の「38(サンパチ)豪雪」の記録はカラー映像にも負けない迫力でしたし、ダム建設ラッシュの当時、ダムに沈む運命となった小さな村で"最後に開かれた運動会"の映像では、村人全員が楽しむ表情に思わず涙が出そうになりました。
 当時は手巻きのフィルム時代。その映像の一コマにかけるカメラマンや報道記者の気迫が感じられたのです。
 そして映像は40年代へ。昭和45年に開催された「大阪万博」のカラー映像を見たときには、私はふと、母親のこんな口癖を思い出しました。
 「お前にも"太陽の塔"を見せてやったよ。覚えとらんけ?」
 当時私は1歳。覚えているはずもありません。でも当時は多くの人々が「日本が誇れるこの博覧会を、何としても子供たちに見せてやりたい」という熱い思いを持っていたのかもしれません。
 お正月に見たふるさとの過去の映像は、今を生きる私たちに、懐かしさだけではない何か大きな力のようなものを与えてくれたような気がしています。

第598回は、 陸田 陽子 アナ
 2011年の暮れは、仕事も立て込んでいたが、並行して地域の児童クラブの仕事が忙しかった。年間の最大行事、クリスマス会があったからだ。それは1か月前、お知らせのプリント作りから始まった。サンタやトナカイをデザインしたかっこいいチラシを作ろうと意気込んでいたが、結局は去年とほぼ同じ。日付を上書きしただけで終わってしまった。
 次に頭を悩ませたのはパーティーの内容。ビンゴゲームは外せないだろう、と景品選びに100円ショップへ行ったが、これが困難を極めた。参加者は下が1歳、上は中学生。それぞれの顔を思い浮かべながら、欲しい物は何だろうと探すがなかなか決まらない。小5の息子に助けを求めると、おもちゃの剣やら拳銃、ブーメランを選ぶが、それは小5男子の好みであって、中学女子の好みではないだろう。結局、品物選びに1時間以上かかってしまった。
 そして、お寿司(すし)選びにも苦労した。毎年注文していた店が閉店したので新規の店にお願いすることにした。その店は予算に応じて『旗本』コースや『代官』コースなどがあり、今回は子供たちが食べるので「にぎり」ではなく「いなり」や「のり巻き」がいいと店主に伝えると、勧められたのが『偲ぶ』というコース。生ものを抜いた葬儀・法事用のセットだ。子供たちのクリスマス会の『偲ぶ』もどうかとは思ったが、太巻きの中身のおしんこを子供が好きな卵に変えてもらうなど希望を聞いてもらえたし、桶(おけ)を返すと500円の返金もあり、少ない予算の中でやり繰りしていた私としては、これしかないと決断。子供たちにも法事用のお寿司と気付かれることなくクリスマス会は大成功!!
 私はこの春、晴れて新役員へと仕事を引き継ぐことができそうだ。よかった、よかった!!

第597回は、 平島 亜由美 アナ
 今年最後のリレーエッセイなので、今年私が読んだ本の中から心に残った3冊をご紹介します。まずは「千住家の教育白書」。日本画家の千住博さん、作曲家の千住明さん、ヴァイオリニストの千住真理子さん、3人の芸術家を育てた母、千住文子さんが書いた本です。あとがきにこんな言葉があります。「人にとって何が一番大切な事であったのか。」「どんな人間になるかということである。そして親がどんな人間に育てるかであった。」「愛がなければ子どもの頭をなでても良い子は育たない。すべての鍵は愛である」。家族の絆を大切にした千住家の子育ては、5歳の娘の子育てで悩み多き私にとって参考になる部分がたくさんありました。
 続いては「こだまでしょうか、いいえ誰でも〜金子みすゞ詩集百選」です。小さな命の輝きや人と人のつながりを童謡という誰にでも伝わる易しい言葉で綴った金子みすゞの詩集を手に取る人が東日本大震災の後、増えていると聞き改めて読んでみました。
 タイトルになっている「こだまでしょうか。いいえ誰でも」はACのコマーシャルにも使われていましたが、わかりやすくてリズム感のある言葉がすっと胸に入ってきてずっと昔に書かれた詩なのに今を生きる私たちの心に響いてきます。
 最後は高岡出身の出町譲さんが書いた「清貧と復興 土光敏夫100の言葉」。石川島播磨重工業、東芝の社長として日本の高度経済成長をけん引し、1980年代には第二臨調会長として昭和の行財政改革に鬼のように取り組んだ人物、土光敏夫の言葉を集めた本です。
 「自分の火種は自分で火をつけよ」「個人は質素に、社会は豊かに」など土光の言葉は未曾有の危機に直面している日本に力を与えてくれます。著者の出町さんは「危機の時代だからこそ大きな目標を設定して突き進む土光のような指導力が重要だと思い」この本を書いたと言います。私も自分の火種に自分で火をつけて「伝える」仕事に全力を注ぎます。どうぞみなさん、来年もよろしくお願いします。

第596回は、 小林 淳子 アナ
 今年は多くの涙を取材した1年でした。東日本大震災発生から5日後、福島第1原発の事故による被害を恐れ、とにかく遠くへ避難したいと富山にやってきた福島県出身のAさんと出会いました。娘や息子夫婦の3家族8人で県営住宅に入居。見ず知らずの土地で、お金もない、戻る場所もない、希望も全く見えない現状に涙は止まらず、私はただただ、その事実を受け止めることしかできませんでした。
 11月末現在、富山県に避難している被災者は169世帯423人。そのうちの75%は福島県出身です。仕事などの事情で故郷に戻る決心をした家族がいる一方で、原発事故にいまだ収束の兆しが見えないと判断し、故郷を捨てる人たちも後を絶ちません。
 福島第1原発から35キロの場所に住むBさんは、幼い子供2人の健康を案じて10月、奥さんと子供2人を富山に避難させました。「放射性物質が子供の健康に与える影響はどうなのか、国の言うことは、今は何も信じられない」と涙ぐむ奥さん。そのお母さんの涙をぬぐう子供たち。家族4人がそろうのは月に2回ほど。この生活が一体いつまで続くのか、先の見通しは全く立っていないと言います。
 震災から9か月。被災者の苦悩は震災直後から何も改善されていないということを、取材を通じて改めて実感しています。それは、年が改まったからといって劇的に変わるものではありませんが、新たな年に少しでも希望の光が見えることを願うばかりです。この震災から何を学び、何を伝え続けていけるのか、私にとっても来年に向けての大きな課題となりそうです。

第595回は、 庄司 幸寛 アナ
 今年も残すところ17日。年の瀬と言うことで、忙しく過ごされている方も多いのではないでしょうか?しかし、クリスマスにお正月と、楽しみが多い時期でもあると思います!
 その中でも、KNBテレビで土曜日の夕方に放送している「ラブぽけ」で、映画コーナーを担当する私の楽しみは、年末年始に向けて続々と公開される映画です。全ての撮影が富山県で行われた「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」はもちろんのこと、他にも注目作品が目白押しです!
 お勧めは、寒い季節にみたい心温まる作品。まずは、今月9日に公開された洋画「リアル・スティール」。舞台は、ボクシングの主役が生身の人間からロボットに移った近未来。リングに全てを懸けていた主人公は、戦う場を奪われ生きる意味を見失いますが、息子の存在と、あるロボットとの出会いをきっかけにプライドを取り戻していきます。徐々に距離を縮めていく親子の姿と、迫力あるロボットの格闘シーンから目が離せない作品です。
 そして、あさっての土曜日から公開される「friends もののけ島のナキ」。名作童話「泣いた赤おに」をベースに、暴れん坊の赤鬼・ナキと、もののけが暮らす島に迷い込んだ人間の赤ん坊が心を通わせていく姿を描いた感動のファンタジーアニメーションです。
 どちらも、見終わった後に心が温まる、私のお勧め映画です。あわただしい時期だからこそ、ゆっくり映画をみて過ごし、心を落ち着けるのもいいんじゃないでしょうか?

第594回は、 佐藤 栄治 アナ
 12月に入り、メディアでは1年を振り返る企画が多くなってきましたが、今年は東日本大震災関連が多いのが印象的です。この災害は防災やエネルギー、暮らし方などを考え直す、歴史の大きな転換点なのでしょうね。一方、自身を振り返ってみると、帯状疱疹(ほうしん)や秋の花粉症を初めて発症するなど、体調を大きく崩した1年でした。そんな中でも楽しみはありました。
 10年ほど前、誰が植えたわけでもなく、玄関先で勝手に生えてきた1本の植物が、ついに実を結んだのです。当初は何の植物か分からず、家族の中でも「コブシみたいだ」「いやモクレンだよ」「柿じゃない」などと、若木を眺めながら侃々諤々(かんかんがくがく)していた10年論争に、終止符が打たれたのです。
 7月、夏の日差しがまぶしくなり始めたある日、長男が窓の外を眺めていて、小さな実が出来ているのを見つけたのでした。キャラメルよりも少し大きい緑色の四角い実は、そう柿の実だったのです。その日以来、家族みんなの楽しみとなった柿の実はすくすくと育ち、3つの実が秋に大人の拳よりも一回り小さく、黄色く色づいたのでした。
 誰もが待ち望んだ黄色い柿の実。柿と分かってからおよそ5か月待ち続けた家族にとって、わが家でとれた果実を食する瞬間は、ある種の儀式のような異様な興奮に包まれていました。しかし、その実を口に入れた長男はうめき声とともに口をすぼめたままの状態で絶句!待ち望んだ柿、実は渋柿だったのです。


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