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ヒアリ、対処法について聞く

2017/07/17 13:59 現在

 ヒアリ
ヒアリ
全国で相次いで見つかっている「ヒアリ」への対策について、先週木曜日、富山出身の外来生物の専門家、五箇公一さんのインタビューをお伝えしました。

17日は、その続報として富山にヒアリが侵入する可能性やヒアリへの対処法について五箇さんに聞きました。

「生態系から経済面、あるいは健康面というありとあらゆる部分で悪影響を与える世界でも最悪レベルの外来種と位置付けられる種類ですよね。」「正直、本当は来てほしくなかったという外来種ですよね」

ヒアリについてこのように話すのは、国立環境研究所の室長、五箇公一さんです。

富山県出身の五箇さんは、およそ10年前からヒアリが国内に入ってくる恐れを指摘していました。

五箇さん「とうとう来たなというのが一番の感想でした」「もう本当にぐるっと環太平洋エリアで分布を広げてきているので、いずれ近いうちにくるだろうというのは、2006~2007年くらいには考えていたんですね」

ヒアリ発見を受けて国は、全国の港に殺虫剤入りの餌を設置するよういったん求めました。

しかし五箇さんは先週、「在来種のアリを殺してしまうなど生態系に悪影響を与えるため、逆効果だ」と指摘しました。

これを受けて、国は、ヒアリがまだ見つかっていない場所では、駆除から捕獲へ対策を変更することを検討しています。

富山に侵入する可能性ってありますか?

五箇さん「富山港の場合は、直接そういった荷物が入る場合っていうのは、そんなにないので、直接上陸することはないだろうけど」

ヒアリが既に見つかっている港は東京や神戸など5か所です。

これらの港と比べると、富山新港は、国外からの荷物の量がかなり少ないのですが、五箇さんは港以外のルートでも富山にヒアリが侵入するおそれがあると指摘します。

五箇さん「東京で、神戸で、陸揚げされたコンテナが北陸地方に運ばれれば、結局ここにもくる可能性は高くなってしまうと」

ヒアリは既に愛知県春日井市や茨城県常陸太田市といった内陸部でも見つかっています。

港で陸揚げされたコンテナに付着していたヒアリが、輸送で移動したと見られます。

それでは、南アメリカ原産のヒアリが冬には冷え込む富山にも住み着く可能性はあるのでしょうか。

五箇さん「セアカゴケグモという生物がいるでしょ、毒グモ」「あっつい所に住んでいたクモが今日本に入ってきてからは東北地方や北陸地方にまで住み着いているということを考えると」「ここ北陸でも生きながらえる可能性はやっぱり捨てきれないことになります」

セアカゴケグモは、1995年に大阪府で初めて見つかって以降、44都道府県で確認され、今年2月には県内で初めて富山市で見つかっています。

富山に住む私たちにとって、ヒアリ侵入、そして定着の恐れは決して他人事ではありません。

では、もしヒアリが富山に侵入した場合、私たちはどうすればよいのでしょうか。

五箇さん「肝心なのは、刺されたらどうなるのかというのを覚えておくということなんですね。」「痛いアリに刺されたときはとにかくひとりぼっちにならない周囲の人が助けを呼べる状態で10分から20分様子を見てもらうと」「ヒアリのアナフィラキシーはすぐに出ますので、10分や20分で異常が出たらすぐに救急車を呼んでもらうと」

国内の医療機関には国からヒアリに刺された場合の対応方法が伝えられているため、医療機関で素早く処置をすれば大事には至らないと言います。

五箇さんは、ヒアリの拡大を防ぐため国が適切な処置をとるとともに、もし刺されたとしてもあわてないことが大切だと話しています。

国は、港だけでなく、全国の空港でも捕獲キットを置くなど、ヒアリの侵入拡大を防ぐ対策を進めています。

もしも見慣れないアリを見つけた場合は、むやみに近づかず、地元の自治体などに伝えてほしいと呼びかけています。
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