北日本放送|KNB WEB [テレビ] 1ch/[ラジオ] AM738kHz/FM90.2MHz

  • ゲストさん
いっちゃん☆KNB

サイト内検索

数家 直樹のブログ

まさにハッピートークに

番組 ] 2015/10/30
今年のノーベル物理学賞の受賞者の一報が入ってきたのは10月6日午後6時51分すぎ。KNBニュースエブリィでは「ノーベル物理学賞に東京大学 梶田隆章氏ら2人」と字幕で速報しました。ちょうど気象情報を伝えている時間で番組終了まで1分を切っていました。最後に話す20秒程度の一言を「ハッピートーク」と呼びますが、この日はもちろん梶田さんのノーベル賞受賞を話題にして締めくくりました。まさにハッピートークとなったのです。



そして、放送終了後すぐに、梶田さんの自宅が富山市にあり、妻・美智子さんが在宅中であることが判明、記者とカメラマンが取材に出向きました。それ以来、連日、ノーベル賞関連の取材が続きました。中でも印象深いのは、梶田さんが所長を務める東京大学宇宙線研究所(千葉県柏市)からのエブリィ生中継です。ノーベル賞受賞者にインタビューするのは私自身初めて、しかもKNB単独での取材。つまり、与えられた約1時間は誰に邪魔されることなく自由に使うことができるのです。



中継に向けて所長室で準備を進めている中、現れた梶田さん。柔和な笑顔はテレビで見ていましたが、約180センチはあるかという身長が意外でした。海外出張から帰ったばかりにもかかわらず取材対応に奔走していて、体調を崩して飲んでいるというかぜ薬がデスク上にありました。



生放送でのインタビューでは、一つひとつの質問に誠実に答えてもらいました。「富山に住んでいてよかった。妻とはほぼ毎日電話で話している。自然が豊かで周りの人たちは優しい。子どもたちものんびり育った」。「小学生の時から物理に特別な関心があったわけではない。宇宙は知りたいことがいっぱいあり純粋に興味を持った。研究は苦労より楽しみだった」。「富山の食べ物はシロエビ、ホタルイカ、ブリなどが好き。帰ったらゆっくり温泉にでも行きたい」。そして、子どもたちへは「富山の自然の不思議さを感ずることが入り口。それが自然科学への第一歩」だとメッセージを送りました。



受賞の喜びについて尋ねられると「仲間たちとの共同研究の結果」だと笑顔で答え、富山市の自宅に戻った際の過ごし方についても「おいしい酒を飲んでゆっくりしたい」と気取りがない。2回に分けた中継の待ち時間にも、中継スタッフと何気ない会話に応じてくれました。きっと研究では厳しい面もあるのでしょうが、その人柄がさらに人をひきつけるのではないかと感じました。



現在、梶田さんらが進めているのは「重力波」の研究。アインシュタインの予言した「重力波」を世界で初めて検出することを目指しています。神岡鉱山で建設中の「KAGRA(かぐら)」を使って観測しますが、実現すれば2つ目のノーベル賞も夢ではありません。インタビューで梶田さんは今後5年以内、観測を本格的に開始する2017年から数年以内の達成目標を口にしました。私は、この話をしていた梶田さんの自信に満ちた表情が何といっても忘れられません。今からその日が楽しみです。

富山の子どもたちに向けた梶田さん直筆のメッセージを最後に。

ジョブキッズ おしごと体験公開中!
  • 三沢厚彦展
  • いっちゃんクイズ
  • いっちゃん通信
  • KNB LINE 友達追加
  • KNBダイナミックナイター
  • ZIP
  • つづく富山、えがく未来

↑ページ先頭へ