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数家 直樹のブログ

県内区間を初試乗

番組 ] 2015/02/10
 2月5日、北陸新幹線の報道試乗会に参加しました。これまで新型車両には、すでに営業運転している長野-東京間などで乗ったことがありましたが、県内区間を走るのは初めてです。



 午前10時21分、富山駅のホームに新型車両W7系が滑り込んできました。新幹線車両独特のモーター音が響きわたります。「富山駅から新幹線に乗る」、まさに歴史的な瞬間です。北回り新幹線の構想が提案されたのが昭和40年9月、それから半世紀、計画の決定後に凍結と解除などを繰り返しながらようやく実現するのです。紆余曲折がありながらも情熱と不断の努力をもって取り組んできた先人たちに感謝です。

 この試乗会での最大のポイントは「車窓からの景色」。防音壁が視界を遮って、せっかくの立山連峰が望めないのではないかと心配していました。天気は晴れ。座席はもちろん山側を確保しました。



 午前10時24分、長野駅に向かってゆっくり動き出した新幹線。ホームの建屋を出ると、心配はすぐに消え去りました。明るい日差しとともに富山市街地が見渡せます。新幹線は高架の上を走りますから、在来線の特急「はくたか」などで見る景色とは違って上から見下ろすような感じです。防音壁は想像していた以上に低く、視界を遮るものではありません。すぐに左にカーブすると車窓いっぱいに立山連峰の雄姿が広がります。街中から見るのとは違って、新幹線の車窓越しに望む立山連峰は格別です。



 富山駅を出てから数分で最高速度の260kmに到達します。景色が飛ぶように流れスピード感はありますが、車内の揺れはほとんどなく静かでとても快適です。グランクラスやグリーン車はもちろんですが、普通車でも十分快適でした。



 県境の朝日町あたりから糸魚川駅にかけては日本海が数百mにまで迫り、冬のやさしい日差しに照らされた海が青く輝いていました。雪に覆われた3000m級の山々と豊かな日本海の両方が楽しめる北陸新幹線ならではの景色です。北陸を訪れる人にきっと深い印象を与えるはずです。


 
 長野駅までわずか1時間。これまでは3時間以上かかる「近くて遠い場所」でしたが、2時間も短縮されて、各段にアクセスが向上します。長野をPRしようとホームで長野各地の「ゆるきゃら」たちが勢ぞろいしたり、試乗会の車内で「リンゴジュース」が配布されたりするなど、長野県の意気込みも伝わってきました。



 いよいよ新幹線時代が富山にやってきます。大切なのは、沿線各地が切磋琢磨しながら地域全体の魅力を高めていくことではないかとあらためて感じました。

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