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数家 直樹のブログ

雪の源ってどこから?

番組 ] 2015/01/12
 今シーズンの冬は暖冬予想から一転、昨年末からまとまった雪が降っています。富山市の累積降雪量は182cm(1月11日現在)を観測し、平年(108cm)の1.7倍近くになっています。



 こうした雪の源となる水分は、どこらか来るのか考えたことがありますか?気象について学んでいて、あらためて知った驚きと納得の事実でした。

 富山県を含む日本海側の北陸地方は大量の降雪が観測されますが、これは低緯度(北緯36度付近)としては世界的に見ても特異な現象といわれています。一般的に冬は気温が低く空気中に含まれる水蒸気量が非常に少ないのです。それなのに、なぜ雪として大量の降水量が観測されるのか。

 日本の西の大陸上にある大気は、地面からの放射冷却によって非常に寒冷で乾燥した空気の塊となります。これを「シベリア気団」といいます。「西高東低」の冬型の気圧配置になると、このシベリア気団は強い北西の季節風によって日本海に流れ出します。日本海の海面温度は冬でも数℃~10数℃と高く、海上に流れ出た「シベリア気団」の大気との温度差が大きいため大気は海面からの熱を受けて暖まると同時に多量の水蒸気が供給されます。



 風が強いほど海面から大気中への蒸発が活発になり、気団の下では暖かく湿った空気の層が日本海の上を進むにつれて次第に厚くなります。そして、暖かい空気は上昇して雲を発生させます。この雲が日本海沿岸の山岳地帯にぶつかると、強制的にさらに上昇して積乱雲にまで発達(北陸で冬に雷が多いのもこのため)。これが大雪をもたらすことになります。

 つまり、雪の源は、日本海から蒸発した水分なのです。

 富山県でも立山など山岳地帯は場所によって10m近い積雪となりますが、すべてを白く覆い尽くすその降雪のほとんどが日本海からもたらされた水分なのです。そして、春になると積もった大量の雪が融け出して再び日本海に流れ込んでいきます。地球のダイナミックな循環を感じませんか?

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