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数家 直樹のブログ

試練と憧れの山

プライベート ] 2017/09/01

KNB夏の番組表から

2017年夏のKNB番組表。私は「馬場島から剱岳山頂まで1日で往復したい!」と記載しました。有言実行あるのみ。剱岳登山の基地、上市町馬場島(標高740m)を出発したのは、8月20日(日)午前6時30分でした。同行する予定だったランニング仲間が遅れたため、一人で出発。やや水蒸気量が多いものの、まずまずの天気です。巨大な立山杉の根が幾筋にも浮き出た急坂・早月尾根を駆け上がります。


巨大な立山杉のある登山道

左手には、2週間前、藪を漕いで喘ぎながら登った猫又山(標高2378m)がくっきりと見えます。早月尾根ルートは、全国から多くの人が訪れるとあって登山道はしっかり整備されていて、200mごとに標高や距離を示す看板が設置されているので初めてでも安心です。登山道脇には赤く色づいたキイチゴが実っていて、口に入れると酸っぱい刺激が気持ちをリフレッシュさせてくれます。


早月尾根から望む猫又山


標高2000mで小休止


登山道脇で見つけたキイチゴ

出発から3時間弱で到着した“早月小屋"近くからは、剱岳の山頂を望むことができました。小屋の人は「きょうは高曇りだから条件がよい」と教えてくれました。マラソンのトレーニングを兼ねての登山、休憩もそこそこに先を急ぎます。高度を上げていくと景色はすぐにハイマツに覆われた岩石帯に変わり、眼下に赤い屋根の小屋が小さく見えました。


早月小屋近くから望む剱岳のピーク


眼下に小さく見える赤い屋根

早月尾根ルートの最難関が、この鎖場“カニのハサミ"です。垂直に切り立った岩の壁にステンレス製の鎖が取り付けられています。そして、注目は足元に打ち込まれた直径約2cm、長さ約20cmのボルト。これを足がかりにして壁をクリアしていかなければなりません。


難所:カ二のハサミ


足下の岩に打ち込まれたボルト

ここを過ぎれば、“カニのタテバイ"などがある“別山尾根ルート"と合流し、山頂までまもなくです。出発から約5時間、標高2999mの剱岳山頂に到着です。自身2度目の剱岳山頂。遅れて出発したランニング仲間も間もなく到着し、祠の前で記念撮影。ガスの切れ間に雄山方面が見渡せました。4年前の登頂リポートでもお伝えしましたが、祠の中にはまだご神体が入っていません。引き続き取材の機会をうかがっています。


山頂の祠の前で


眼下の剱沢と奥に望む雄山

山頂では、他の登山客と話が弾みます。福岡県にある九州大学から北アルプス登山に来た学生たちや、武道キャスターが2年前に取材で登頂した際に山頂にいた男性も。この男性は約40回、剱岳に登頂していると話していました。


長次郎谷から登ってきた九州大学の学生

山頂の空気を楽しんだのは約30分。同じルートで下山します。登るとき以上に浮石や滑りやすい木の根に乗っていないか細心の注意を払いながら一歩一歩、確実に足場を確認。けがは疲れが溜まる下山時に多いといわれるだけに気が抜けません。登頂開始から9時間あまり、麓の馬場島に戻ってきたときには達成感でいっぱいでした。“試練と憧れ"、剱岳を表現するに相応しい言葉です。


"試練と憧れ"の文字が刻まれた石碑
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