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上野 透のブログ

栄光と挫折の先に

高校サッカー ] 2017/12/11
 時折見せる笑顔が喜びを感じさせる記者会見でした。富山第一高校サッカー部全国制覇の立役者、当時キャプテンを務めた大塚翔選手が、J3のFC琉球に入団することが内定し、7日(木)に富山第一高校で記者会見が行われました。

写真:FC琉球の李済華(リジェファ)ゼネラルマネージャーと大塚翔選手
 高校卒業後は関西学院大学に進学した大塚選手。所属する関西学院大学体育会サッカー部は、2015年に総理大臣杯や大学選手権を制した強豪校です。高校日本一の肩書を引っ提げて入学した大塚選手でしたが、大学でのサッカーは「苦しんだ4年間」だったそうです。高校選手権で注目を浴びたことで、「上手くて当然」「ミスはできない」など、見えないプレッシャーが重くのしかかりました。試合に出られないことも多く、4年間の多くをトップチームではなくBチームで過ごしました。

 ただ苦しんだ日々の支えになったのも、全国制覇の経験でした。下宿先の机には決勝戦のPKを蹴る直前の写真が置かれていました。また1回戦から決勝戦まで全試合の映像があり、「あの大会は1度も負けなかったから、どの試合でも見られる」そうです。辛い時や苦しい時、自分を奮い立たせる時に思い出すのが、高校選手権なのです。


 そして選手権を思い出すたびに、「あの経験をもう1度」という思いが強くなりました。大観衆の前でプレーできるプロの世界。自らの進路を少しずつ意識し始めました。しかし同学年の仲間は次々と大手企業への就職を決めていきます。Bチームでプロ入りを目指すのは自分だけ。不安に駆られて就職説明会に参加したこともありました。しかしそこで、何かが違うと感じたそうです。一般企業に就職するのではなく、やはりサッカーに携わりたい。自分の気持ちを再確認した大塚選手は、覚悟を決めます。

 プロを目指す決心が固まってからは、仲間を鼓舞したりこれまで以上にチームプレーを大切にするようにしたりと吹っ切れた大塚選手。周囲もその変化に気付いて、声をかけてくれることがあったそうです。そして11月に行われた大学生活最後となるIリーグの全国大会では、決勝戦にフル出場するなど、チームの優勝に貢献しました。

写真:第15回インディペンデンスリーグ(Iリーグ)全日本大学サッカーフェスティバル 決勝戦
※関西学院大学体育会サッカー部公式ホームページより

 高校では攻撃的なポジションでしたが、大学での定位置はボランチです。守備的なポジションへとシフトしましたが、この守備力への意識こそが、大塚選手の成長の証。記者会見でも自分の持ち味は「大学で身に付けた守備」と力を込めました。

 Jリーグの複数のクラブに出向いて練習参加して、オファーがあったのがFC琉球でした。練習参加の自分をフランクに受け入れてくれた所や、選手同士がお互いを高め合っている雰囲気が魅力だったそうです。FC琉球の所属カテゴリはカターレ富山と同じJ3です。来期は富山でも大塚選手の雄姿を見ることができるかもしれません。

 栄光と挫折の先に掴んだ、プロサッカー選手の道。プロとしての第一歩を踏み出した大塚選手ですが、もちろんここからが本当の厳しい戦いであることは間違いありません。大きな節目を迎えた大塚選手のこれからに注目したいと思います。

 大塚選手の特集は、11日(月)夕方4時23分からのいっちゃん☆KNBでお伝えします。
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