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武道 優美子のブログ

はり絵の世界に惹きこまれ

日記 ] 2017/04/06
いつまでも見ていたい、そんな気持ちになる展覧会を取材しました。

今月4日から富山市民プラザで始まった
「内田正泰のはり絵展 こころの風景」です。

内田正泰さんは94歳!
神奈川県在住のはり絵画家です。

戦後、グラフィックデザイナーとして活躍するなかで、
洋紙を手で破って張る独自の手法を編み出し、以来60年
古きよき日本の風景などをモチーフに
800点以上ものはり絵を生み出してきました。

私が会場を訪ねたとき、ちょうど内田さんがはり絵の実演をしていました。

驚いたのは、
下絵を描かず、はさみも使わず、
指先の感覚だけを頼りにどんどん色紙を切っていくことです。

そうやって、一枚一枚の洋紙をのりで重ね合わせ、
紅葉があざやかな秋の山や、
光の射し加減で波紋の色が違う水辺の風景などを
丁寧に描いていくのです。

その手元を見たら、思わず涙が出てきました。

内田さんに
「会場内の作品は、どれも懐かしく、見ていて優しい気持ちになりますね」
と声を掛けました。
すると、
「だって全力ですもの。毎日全力です。だから今バッタリ死んでも悔いはない」
と力強く話され、にやりと笑っていました。

そして、その場で制作した「イヌと花」のモチーフの作品を
「たいしたものじゃないけれど、あげる」
と言って、手渡してくれました。


内田さん、まだまだお元気で。これからも、素晴しいはり絵の世界を私たちに見せてください。


展覧会は富山市民プラザで今月13日まで開かれています。(入場無料です)
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