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木下 一哉のブログ

音を表現するコトバ

日記 ] 2017/05/08
大型連休最終日の5月7日、私は富山国際会議場で開催されていた第2回北陸オーディオショウに行ってきました。大都市ならまだしも、北陸富山に37社103のオーディオブランドが一堂に会し、視聴やメーカー担当者の生の声が聴けるという貴重な機会でした。



私はオーディオに関して「憧れ」はあるものの全くの素人です。でもラジオに関わって十数年、音に関してプロとして仕事をしている以上、良い音を届けるという仕事に通じるなら、一つでも多くの知識を持っていたいという思いから、会場を訪ねました。



いくつもある会議室には、音響を向上させる工夫がなされ、オーディオ趣味の無い家庭ではなかなか揃えられないような、高価な機材がずらりと並んでいました。アンプやスピーカーなど、音を鳴らす装置単体のお値段が100万円単位という表示を見ていると、「いったいどんな人たちが買うんだろう?」と不思議な思いもしましたが、今回の主催者であるオーディオショップ社長の今井芳範さんは、「富山県には1000万円台のオーディオセットを組まれる方は、決して珍しくないですよ」と涼しい表情で話され、もう一度驚きました。



気を取り直して私はいくつかのブースを巡ってみましたが、音響機器メーカーの担当者が自社の製品の魅力をどんな言葉を使って伝えようとしているのかが気になりました。そしてよく聞いてみると、日常私は音の表現には使わない、それでいてごく普通の言葉を、巧みに繰り出している事に気が付きました。

■厚み、立体感、ふくよかさ(見た目)
■透明感、キラキラ感、濁り(色合い)
■粘り、重たい、軽い、ドライ(触った感覚)
■粒立ち、パワー、抜けの良さ(存在感)

音は目に見えないし、触ることもできない。まして匂いも色もありません。なのに音の魅力を語るのに、必死にこんな言葉を繰り出して伝えようとされていたのに気づき、これこそ私たちアナウンサーが取り組むべき、とても大事な事ではないだろうかと思ったのです。

「魅力をあらゆる言葉に置き換えて伝える」

特にラジオパーソナリティが追及すべきスキルアップの方向と同じだと感じました。その思いをもう一度今井社長にぶつけてみた所、「いい音の表現は、お客様から教えていただく事が良くあるんですよ」と。なるほど…ならば私たちアナウンサーも、視聴者・リスナーの皆さんとメッセージなどを通じて会話を続けていれば、皆さんの心に届く表現や言葉に出会えるはず。「よしやってみよう!」と、一層やる気に火が付いた思いでした。



オーディオショウに出かけて良い音に触れてきただけでなく、「音の表現」「音への想い」「魅力の共有」という、いくつもの刺激を受けた大型連休最終日でした。次回の開催も楽しみです。
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